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知ればもっとおいしくなる!おせち料理に込められた深い意味と食べ方の作法
なぜお正月におせち料理を食べるのか
「おせちの語源は『五節句』にあります。昔はその季節季節で料理を食べてお祝いしていたのですが、その名残が一年の一番最初に年神様を迎えて神様と一緒に食事をするというおせち料理として残ったのです」と河井さんは説明します。
重箱に詰められるのにも理由があります。「子孫繁栄や家内安全、五穀豊穣を願って、お重に福を重ねて盛り付けて祝い出しするという形になったのです」。福を重ねるという意味から、何段にも重ねた重箱を使うのが伝統的なスタイルなのです。
知っているようで知らない食材の意味
黒豆:まめまめしく働けるように
定番の黒豆には「日焼けして真っ黒になるまでまめまめしく働けるように」という願いが込められています。リポーターが実際に味わうと「甘い、美味しい。これを元日に食べることで、今年一年やってやるぞっていう気持ちになれそう」と感想を述べました。
数の子:子孫繁栄の願い
数の子は「卵がたくさん寄り集まっているので、子孫繁栄という願いを込めて盛り込まれています」。ニシンの卵が無数に集まった様子から、家族の繁栄を祈る縁起物とされています。
田作り:五穀豊穣への祈り
小さなカタクチイワシを使った田作りについて、河井さんは「元々、田んぼに肥料用にこのカタクチイワシを撒いていたので、それで五穀豊穣を願って食べる習慣になったのです」と説明します。
エビ:長寿の象徴
エビは「腰が曲がった姿と長い髭から長寿の願い」を表し、「さらに厄除けの色とされる鮮やかな赤色で、まさに新年にふさわしい縁起物」とされています。
伊達巻:学業成就
形が巻物に似ている伊達巻は学業成就の意味があります。「知識が欲しいので伊達巻」を選ぶという出演者の言葉通り、学びの願いが込められた一品です。
栗きんとん:金運・財宝
栗きんとんには特別な意味があります。「金の『金』を取って金運、財宝、金運を願ったのと、おせちには『金』がつくのが結構入っているんです。銀なんとかも入れますし、『きん』が2つ重なって、運がつくというんです」と河井さんが解説します。
意外と知らないおせちの正しい食べ方
実は、おせち料理には正しい食べ順があることをご存知でしょうか。「お重の中心から食べるのが本当の食べ方なんです」と河井さんは教えてくれます。
その理由について「重箱の隅から食べると、その家の四隅が空白になって縁起が良くない」ということで、真ん中から食べるようになったそうです。「そこからちょっと派生して、重箱の隅をつつくというような言葉も生まれてきたんです」。
日常でよく使う「重箱の隅をつつく」という慣用句にも、こんな由来があったのです。
現代のおせち事情
近年は、おせち料理も多様化しています。1人用、2人用の個食タイプや、好きな品だけを詰め合わせできるカスタムタイプなど、様々なライフスタイルに対応したおせちが登場しています。
番組では「はっちゃんおせち」も紹介され、「黒豆やブリの照り焼き、数の子など伝統的なお料理はもちろん、お子さんが大好きな肉団子やチョコラなどのデザートもたくさん入った、子どもから大人まで家族みんなで楽しめるおせち」として注目されています。
早期予約では41,600円が29,800円(12月1日 19:00まで)になる特典もあり、「数量限定のおせちもあるので、今のうちに予約するのがおすすめ」とのことです。
まとめ
店舗情報
- 店舗名: 旬菜和食 夢咲屋
- 所在地: 佐賀市兵庫北

