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2025.12.28

年末年始の愛車トラブル回避術!プロが教える簡単セルフチェックと快適ドライブグッズ

年末年始の帰省ラッシュを前に、愛車の状態は万全ですか?長距離ドライブが増えるこの時期、出先でのトラブルを避けるには事前の点検が肝心です。佐賀県のオートバックス佐賀大和インター店で、車のプロが教える「見る・聞く」だけでできる簡単セルフチェック術と、冬のドライブを快適にするお役立ちグッズを取材しました。

車社会の佐賀だからこそ大切な愛車メンテナンス

「何かと車を使う車社会の佐賀県にとって、年末年始の長距離運転や冬ならではのトラブルは気になるところです」とリポーターが訪れたのは、オートバックス佐賀大和インター店。環境に配慮したグループ初の木造店舗としても注目されているこの店舗で、野田店長に年末年始に備えた愛車メンテナンスについて詳しく話を聞きました。

今回のテーマは「乗る前に心がけよう!トラブル回避のセルフチェック」と「ドライブをより快適に!あったら便利なお役立ちアイテム」の2つです。

プロが教えるタイヤの簡単チェック術

まず最初にチェックすべきはタイヤの状態です。野田店長は「タイヤは外周のひび割れ、傷がついてないか、異常なへこみとか膨らみがないかを確認していただきます」と説明します。

溝の深さは「スリップサイン」で確認

「タイヤの側面に三角マークがついてるんですけども、ここの延長線上にスリップサインっていう1つこっと出てるところがあるんです」と野田店長。スリップサインとは、タイヤの溝が残り1.6ミリになったことを表すサインで、この1.6ミリは「走行限界」と言って車検にも通りません。

「雨の日の排水性であったり制動力、ブレーキ踏んで止まる距離が通常の正常なタイヤよりも長くなるので、事故につながる可能性がございます」と警告します。オートバックスでは約2ミリになれば交換を案内しているそうです。

専用のゲージで測定したリポーターの車は「残り溝が2.1ミリですね。まだこちらのお車は2ミリ以上ございますので、安心して乗っていただけると思います」との診断でした。山間部を走行する人や雪道・凍結が心配な人は、スタッドレスタイヤに交換したり、チェーンを備えておくことをお勧めします。

車の心臓部「バッテリー」の状態をチェック

続いて、エンジンルームの中を見てみることに。車の心臓部であるバッテリーをチェックします。

「バッテリーが劣化するとエンジンをかける必要最低限度の電力が足らないので、エンジンがかからなくなる」と野田店長。「出先でなればですね、JAFさんも呼んだり、時間もそうですけど、費用もかかりますので、点検自体は定期的にしていただければ、より安心して乗ってはいただけると思います」

セルフチェックのポイント

バッテリーには「LOW」と「HIGH」の目印があり、この範囲内にバッテリー液が入っているかを確認します。「いつもよりエンジンがちょっとかかりづらい、いつもより音が小さくなってるとかということになれば、バッテリーが弱ってるサインにもなる」と店長さんが言っております。

特に冬場は要注意。「気温が低下するにつれて、電池を蓄える力であったり、電圧をかける力が弱くなるので、冬場ですね、低下する危険性がございます」。また、猛暑続きの夏にエアコンを多用しているかと思いますが、この浪費のツケが回ってくるのが秋から冬なんだそうです。

ウォッシャー液の重要性と冬場の注意点

「こちらにウォッシャータンクがついておりますので、こちらの点検ですね、定期的に保守はしていただければ、いざ使う時に、ウォッシャー液が出なかったということで、拭き取りできないということもございますので」と野田店長。

冬場は「水」の代用は厳禁

「ウォッシャー液が出ない場合に、応急的に水を入れられる方はいらっしゃるんですけど、これからの時期、ウォッシャー液のタンクの中で水が凍ってしまって、それによってウォッシャーのポンプが故障したりするので、専用のウォッシャー液を入れていただくのが、一番安全かとは思います」

さらに、「これからの季節についてはウインドウォッシャーをかけて発進しようとしても、普通のウォッシャー液であれば、すぐ凍ってしまうっていう場合もございますので、凍結温度が低い寒冷地仕様とかのウォッシャー液を使っていただくことによって防げる」とアドバイスされていらっしゃいます。

ただし、「他のウォッシャー液との混合は避けていただいて、必ず、ウォッシャー液を全て使い切る。ウォッシャー液のホースの詰まりとかそういう弊害も出てきますので、そこだけは注意していただいた方がいいと思います」と注意点も教えてくれました。

ウォッシャー液をチェックする際、ワイパーが劣化していないかも合わせて確認しましょう。また、ライトやウインカーの点灯・点滅、オイルの汚れや量の確認も家でできますので、出発前にチェックすることをお勧めします。

冬の必需品!凍結対策グッズ

続いては、安全・快適なドライブのためのお役立ちアイテムをご紹介。

解氷材でフロントガラスの凍結を即解決

「今の時期ですよ、車に乗り込む朝の際とか、気温が低下することによってフロントガラスが凍結してですね、すぐに車が運転できないということが多々発生しますので、その時に使っていただける便利グッズ」として解氷材を紹介。

「朝方車が凍ってみたいな時は、洗面器にお湯入れて」とやってしまいがちですが、「ガラスが割れる可能性っていうのががありますので、専用のこういう解氷材を使っていただければ凍結したフロントガラスを溶かすことができます」と野田店長。凍結を未然に防ぎたいという方には、凍結防止マスクもお勧めです。

曇り止めクロスで視界クリア

「今の時期、やはり、車乗り込むと気温差で窓ガラスが曇って前が見えない」という問題には、曇り止めクロスが便利。「ヒーターかけて対応される方もいらっしゃるんですけども、それの簡易版として、曇りにくい、窓ガラスを拭いて、曇りづらくなる」と野田店長。「時間かけずにって言われる方は使っていただいて、より快適にドライブしていただければと思います」

ロングドライブの味方!腰当てクッション

そして最後は、まさに年末年始、帰省のロングドライブにもってこいのアイテムです。「腰への負担が増えてくると思うので、ロングドライブの時に、腰当てのアイテム」を野田店長が紹介。

「お客様の乗車姿勢とか体型とかにもよっていろんな商品があります」と種類の豊富さを説明。リポーターも「誰かの運転の助手席に乗ってること多いんですよ。長時間乗せてもらって言うのもあれだけど、疲れるじゃないですか。だから欲しかったんですよ」と興味深そう。

用途や材質など本当に様々で、ここ数年でバリエーションがかなり増えたそうなので、きっとぴったりな1つが見つかると思います。リポーターも低反発の腰当てを試して「これ気持ちいい。助手席だったら寝ちゃいそうです」と感想を述べていました。

まとめ

バッテリーはエンジンをかける時の音を聞くだけ、ウォッシャー液はエンジンルームを開ければ目印が書いてある、タイヤの見方も目印があるので実に簡単。「見る・聞く」でほとんどわかります。セルフチェックで気になるところがあったら、カーショップなどに相談を。安全で快適な年末年始ドライブをお楽しみください。
店舗情報
  • 店舗名: オートバックス佐賀大和インター
  • 住所: 佐賀県佐賀市大和町大字尼寺 2515-4
  • 営業時間: 10:00〜19:00
【2025年12月22日放送 かちかちLIVE まるっとライフ より】

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