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佐賀北高校書道部、日本一への熱い心!6連覇中の名門が挑む7連覇への道
書道部への憧れから始まった青春ストーリー
「1年生の時に中庭で見た新入生歓迎パフォーマンスがかっこよかったから」書道部に入部した部員は、きっかけを語ります。その言葉からは、書道部の魅力が伝わってきます。「見たことないぐらい大きい筆で字を書いてるところに憧れました。袴姿も新鮮でした。」と続けます。
部員たちが語る書道パフォーマンスの魅力は、「みんなで協力して大きい筆を使いながら、勢いよく書くところが楽しい」ということ。書道パフォーマンスは団体戦であり、一人ひとりの技術だけでなく、チーム一丸となった取り組みが求められる競技なのです。
伝統の重圧と恩返しへの想い
6連覇中という実績は、部員たちにとって大きなプレッシャーでもあります。「プレッシャーが大きかった。特に今回は30回目ということもあります」と部員は正直な気持ちを明かします。
しかし、そのプレッシャーを力に変える強い想いがあります。「今まで指導してくださった先生方に恩返しができるように、33人でこれまでにつないできたバトンを落とさないように頑張りました」
この言葉からは、個人の技術向上だけでなく、伝統を受け継ぐ責任感と感謝の気持ちが込められていることが分かります。
古典から現代まで、多彩な書の世界
書道部の活動は、パフォーマンスだけではありません。部長によると「佐賀県書道展にむけて制作しています。部員それぞれ得意な書体や古典を追求し極めることを目標としています」といいます。
特に印象的なのは、古今和歌集の桜の歌を平安時代の文字で書く取り組みです。「これは古今和歌集の桜の歌を書いています」と説明する部員は、その意味についても深く理解しています。「桜は毎年綺麗に花を咲かせるけど人は年を取るので、桜のようにはいかないという意味です」
平安時代の文字を書く難しさについて、部員は「空間を意識して文字を配置することが難しい」と語ります。このように、現代の書道パフォーマンスから古典の書まで、幅広い分野に取り組んでいることが書道部の特徴です。
合格祈願に込める想い——美術部とのコラボ作品
書道部の活動で特に注目すべきは、毎年恒例となっている受験生への合格祈願作品です。「毎年恒例の受験を控えた北高生へ合格祈願の思いを込めて、美術部とコラボした作品です」と部長が説明します。
美術部が描いた龍の絵に、書道部が「昇龍氣魄」の文字を書き入れます。「昇龍気魄とは、高い志に向かって、龍のように勢いよく昇っていくという意味です」という言葉通り、受験生への熱いエールが込められた作品となっています。
このコラボ作品には、リポーターも参加し、「合格」の「格」という文字の最後の一画を書いて完成させるという場面もありました。「僕の思いを筆にのせて書かせていただきました。受験生の皆さんが志望校に合格するようにと」というリポーターの言葉からも、この作品に込められた想いの深さが伝わってきます。
卒業制作展で3年間の集大成を披露
書道部の今後の予定として、部長は重要な発表をしました。「3月5日から8日まで佐賀市文化会館で卒業制作展が行われます。3年間の集大成となる作品が並びます。見ごたえあると思うので、是非、足をお運びいただきたいです」
この卒業制作展は、部員たちにとって3年間の学びと成長を発表する重要な場となります。日本一を6回獲得した実力を持つ書道部の作品展だけに、多くの来場者が期待されます。

