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2026.04.10

2026年3月1日にオープン!命にかかわる難病を乗り越えた店主が営む——佐賀市大財「華菓厨房 kanapan」

【大動脈解離】という命に関わる病気を36歳で患い、10年かけてその病気と向き合いながら45歳で調理学校へ入学。そして佐賀市の中心街に念願のお店をオープンさせた女性店主がいます。「心に小さなお花を咲かせたい」というコンセプトのもと、見た目にも美しい花スイーツと体に優しいパンを提供する「華菓厨房 kanapan」。その扉の向こうには苦難を乗り越えた店主の思いと、やさしい甘さが詰まっています。

佐賀市中心街に誕生!「華菓厨房 kanapan」とは

2026年3月1日に佐賀市の中心街にニューオープンしたのが「華菓厨房 kanapan」です。ビルの2階に位置し、中に入るとカフェのような落ち着いた雰囲気が広がります。低糖質のパンを中心に花をモチーフにした和菓子や洋菓子、そしてパンランチを提供するお店です。

店主の古賀さんはもともと美容部員として化粧品の販売に携わっていた方。料理の世界とは全く異なるキャリアを歩んでいましたが、あるきっかけから食と向き合い、今日のお店へとたどり着きました。

看板商品は「華スイーツ」!見た目の美しさと心遣いが詰まった一品

お店の看板メニューは白あんで絞ったユニークな和菓子です。おはぎや大福の上に季節の花を表現し、バラや椿などまるで本物の花束のような仕上がり。すべてひとつひとつ手作業で丁寧に作られています。

リポーターが実際に試食した際も「食べるのが申し訳ないっていう気持ちになるぐらい造形美を壊したくない」と話したほどの美しさ。しかし食べてみると「見た目だけじゃなくて、食べた感じもなかなか経験したことがないようなおいしさ」と絶賛しました。

米粉と白あんで作る「華カップケーキ」

和の華スイーツに加え、米粉で作った華カップケーキも人気のメニューです。「甘いものも食べたいけど体に気を使っている方がいらっしゃるので、米粉でケーキを作ってあんこの甘さで納得できたら」という古賀さんの思いから生まれました。グルテンフリーでありながら物足りなさを感じさせないよう生クリームも加えた工夫が凝らされています。

和と洋どちらも楽しめるラインナップでプレゼントとしての人気も高く、1日に50個の注文が入ることもあるといいます。古賀さんはこうした華スイーツをひとつひとつ丁寧に仕上げながらスーパーの調理場での勤務とも両立し、忙しい日々を送っています。

趣味から生まれた唯一無二の華スイーツ

これほど手間のかかる華スイーツを1個ずつ丁寧に仕上げることについて、古賀さんはこう話します。「作っている間が楽しい。やらされている感じと作っているっていう感じが全然ないんですよ。趣味がそのようになっていたので作ることができないほうがストレスです」

華おはぎや華大福は2年前に出会ったと言い、趣味で始めたパン作りや華スイーツへの愛着が今のお店の原動力になっています。

体に優しい「低糖質ふすまパン」でランチも充実

スイーツだけでなくランチメニューも充実しています。生地から焼き上げた低糖質のパンに具材をたっぷりと挟んだ、食べごたえ抜群のパンランチが楽しめます。

古賀さんが手がけるふすまパンは、同じグラム数の小麦粉で作ったパンと比べて糖質が38パーセントオフ。「体のために考えたらある程度我慢しないといけないとかありますよね。でもふすまパンは我慢じゃなくて、食べる人にまた食べたいと思ってもらうようにしたい」と古賀さん。健康を意識しながらも、食べる喜びを諦めてほしくないという思いが込められており、子どもに糖質が気になるというお母さんにも好評だそうです。

大動脈解離という大病——人生を一変させた試練

古賀さんが現在のような「食」の道を歩むようになった背景には大きな試練がありました。36歳のとき「大動脈解離」を突然患いました。心臓から全身に血液を送る血管が裂けてしまう命に関わる病気です。

それまでの日常は一変し常勤での勤務もままならなくなりました。「普通に今までどおりのことをしているのに熱が出たりとかいろんな現象が起きました。買い物に行けないし、立って包丁を持っていたらもう足がガタガタするんです」と古賀さん。「生きていていいんだろうかということを本当に考えました。毎日先生に電話して今日私はどうなるんですかねって」と当時の苦しさを静かに振り返ります。病気と上手に付き合えるようになるまでに10年という歳月がかかったといいます。

夫の一言が背中を押した——45歳で調理学校へ

生きる希望を失いかけていた古賀さんの背中を押したのは、家族のある言葉でした。「主人が『お料理が好きなんだから勉強してみたら』と普通に言ってくれて」病気と向き合う日々の中で夫は古賀さんに「生きがい」を見つけてあげたかったのかもしれないと古賀さん自身も話します。

その言葉を受け45歳で調理学校に入学。薬の副作用と戦いながら娘さんと同世代の仲間たちと共に猛勉強の日々を送りました。

「食でみんなを笑顔に」——入院生活が生んだ使命感

調理学校でここまで頑張ることができた理由について古賀さんはこう話します。「病気で入退院を繰り返して入院が長い中で同じぐらいの年齢の看護師さんから世話されているんですよね。私もその人の役に立ちたいっていう気持ちがすごくあったんで、食でみんなを笑顔にしていきたいっていう思いがそのときからすごくありました」

長い闘病生活の中で感じた感謝と使命感が、今のお店のすべての商品に込められています。

「心に小さなお花を咲かせたい」——お店に込めた思い

「華菓厨房 kanapan」のコンセプトは「心に小さなお花を咲かせたい」。「華菓厨房 kanapanに来てよかったって思ってもらえてお花を1つ持って帰るようなお店にしたいですね」と古賀さんは語ります。

リポーターも「すごい人生に触れたなって感じなんですけど、そもそもおいしいお店ですから。純粋にまずは気軽に来ていただきたいですね」と語りました。

まとめ

大病を乗り越え、45歳で調理学校に入り、夢のお店をオープンさせた古賀さん。「いくつになっても挑戦できる」その姿が訪れる人の心にそっとお花を咲かせてくれます。体に優しいスイーツとパンが揃う華菓厨房 kanapanにぜひ気軽に足を運んでみてください。

来店・注文の前に必ずご確認を!

古賀さんはスーパーの調理場での勤務と並行してお店を運営しているため営業は不定期となっています。来店前に必ずインスタグラムでスケジュールをご確認ください。

また、華スイーツのご注文は1週間前までに電話またはインスタグラムのメッセージで予約することをおすすめします。プレゼント用に購入される方も多いため早めのご予約をお願いします。

店舗情報
  • 店舗名 : 華菓厨房 kanapan
  • 住所 : 佐賀市大財1-4-21
  • 電話番号 : 090-4486-5391
  • インスタグラム : @kaka.chubo_kanapan

【2026年4月1日放送 かちかちLIVE すいようキャッチ! より】

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