2020/06/04 (木) 18:00

県内では4日で1カ月新たな感染者が出ていません。県内の感染症指定医療機関の一つとなっている県医療センター好生館は4日新型コロナに対するこれまでの対応状況などを発表しました。

リポート：「こちらは新型コロナの陽性患者が実際に入院していた病室です。ドアは内側から開けられないようになっています。食事はこちらから三食提供されていたということです」
県医療センター好生館では最大21床を感染者専用の病床として確保していました。これまでに県内45人の感染者のうち20代から70代の17人が入院し、入院期間の平均は20日間でした。このうち重症の1人は人工呼吸器をつけるも状態が悪化し、一時は危篤状態になったものの1カ月余りの入院を経て無事に退院したということです。

一方、感染防止策を徹底し院内感染や職員への感染はありませんでした。好生館は「病院を敬遠せず、安心して診療を受けてほしい」と呼びかけています。

県医療センター好生館 佐藤清治館長：「きちんとした防御をしていれば例え（陽性）患者が歩いていても感染することはないということが今回の一連の治療や検査でだいたい分かってきた。必要以上に恐れることはない。それよりも自分の治療を考えてほしい」