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「大型」「強い」「猛烈」…台風情報の見方

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ウェザーニューズの気象予報士に聞くお天気箱。甲斐隆宏さんの解説です。
7日は二十四節気の一つ「立秋」暦の上では秋ですね。実は7日、東北北部では梅雨が明けなかったという発表がありました。梅雨明けは夏の期間に発表されるものなので、立秋ごろまでをめどに、それを過ぎると梅雨明けの発表はないんです。九州北部地方も1993年に梅雨が明けませんでした。この年は冷夏になって平成の米騒動にもなった年です。

さて、今回のテーマは「台風の定義」です。7月は統計開始以来初の台風の発生が0だったんですが、8月に入って2個の台風が発生しました。天気図を見ますと、現在台風4号は温帯低気圧に変わっていて、朝鮮半島付近に前線が延びています。台風が温帯低気圧に変わってから再発達して、北日本では大雨の恐れがあります。

台風シーズンに突入していますので、改めて台風に関する言葉についておさらいします。大型の台風とか、強い台風とか、台風情報でよく耳にしますよね。

まずは台風の「大きさ」です。大型とは平均風速15m以上の強風域の半径が500キロ以上800キロ未満を言います。超大型は800キロ以上となります。超大型では日本を覆うくらいの大きさとなりますので、台風が遠くにいる時から風が強まることになります。次に「強さ」です。強さは最大風速によって決まります。最大風速が33メートル以上になると強い、44メートル以上が非常に強い54メートル以上になると猛烈な、となります。また、最大瞬間風速は、最大風速の1.5倍ほどの風が吹く可能性があるため注意が必要です。大型と聞くと強そうにも思えますが、あくまでも大きさを表しています。逆にコンパクトな台風で猛烈に発達することもあります。ただしく読み取ることが大事です。

次に台風の進路の話です。進路によって、影響の出方が変わってきます。台風の右側は危険半円と呼ばれて、特に注意が必要なんです。なぜかと言いますと、台風本体が北上することによる風と、台風が反時計回りに回転する力が加わるため、風が強まりやすくなります。一方、左側はお互いの力が打ち消しあうため、比較的弱まるということになります。一概には言えませんが、佐賀県でいうと西の海上から対馬海峡を通ってくるパターンが一番注意しておく必要があります。

今回の台風4号は大回りして離れていきましたが、太平洋高気圧の勢力が弱まりつつある9月ごろはこのルートになりやすくなると思います。今後台風が発生して九州へ近づいてくることもありますので、今回の知識を防災にも活かしてください。

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