2021/02/06 (土) 12:35

今年の「佐賀銀行文化財団新人賞」に漆工芸作家と陶芸家の2人が選ばれました。

この賞は、佐賀県にゆかりがある若手芸術家を支援しようと、佐賀銀行文化財団が毎年贈っているものです。今年は漆工芸作家・井川健さん(40)と陶芸家・中尾純さん(43)の2人に、賞金100万円などが贈られました。漆工芸作家の井川さんは兵庫県出身、2009年から佐賀大学で学生の指導にあたりヤシの葉を使った独創的な作品を生み出しています。【漆工芸作家・井川健さん】「漆で佐賀県ではやっているところが少ないので、少しでも広まるように、人材が育てばいい。」一方、中尾さんは有田窯業大学校を卒業後、白磁の人間国宝・井上萬二さんのもとで白磁の技術を学びました。去年、「日本伝統工芸展」で新人賞を受賞しました。【陶芸家・中尾純さん】「認められる指標の一つだと思って頑張っていたところで、受賞できたことを大変光栄に思います。」