2021/04/13 (火) 18:55

県内のパチンコ店が台風や大雨などの災害発生時に、地域住民の車の一時退避場所などとして駐車場を活用する協定を県と結びました。

災害発生時の施設使用について県と協定を結んだのは、県内全パチンコ店54店が加盟する県遊技業協同組合です。協定では台風や大雨などで甚大な被害が発生した場合やその恐れがある場合、県内のパチンコ店にある駐車場を地域住民の車などの一時退避場所や、消防や自衛隊などの活動拠点として活用するものです。

組合によりますと、県内では立体駐車場を含め合わせて2万2000台ほどが駐車できるということで、災害発生時に提供できる店舗は、県のホームぺージで公表する予定です。
県遊技業協同組合 新冨和紀理事長：「地域のみなさまがどんなときでも安心して暮らしていただけるよう、われわれも微力ながら貢献したい」
去年9月の台風接近時には、少なくとも県内10の店舗が駐車場を提供していて、組合では今後、各店舗で水や非常食、簡易トイレといった備蓄も検討しているということです。