2021/05/31 (月) 18:40

特別支援学校の、民間企業などへの就労支援を充実させようと、31日、学校や企業の代表らが意見を交わしました。

31日開かれた協議会には特別支援学校の教員や、民間企業、保護者の代表など約30人が集まりました。会では、企業側から「多様な業種や職種での就業体験をより増やし、生徒の希望や適性を生かすことにつなげては」との意見が出されたほか、学校側からは、就業体験できる企業の新規開拓に取り組んでいることなどが報告されました。
一方で、トイレや食事の介助が必要な場合、受け入れる実習先がないことや、視覚障害のある生徒へ仕事を教える外部講師の不足、聴覚障害の生徒がマスクで口元が隠れることによりコミュニケーションが取りづらくなっている現状なども報告されました。

県によりますと、就職を希望する生徒の割合は年々増え、昨年度はその全員が就職できたということです。