2021/06/14 (月) 18:45

5月10日から6月5日まで県内の飲食店へ出されていた時短要請が解除されて1週間あまりがたちました。飲食店への客足は戻ってきたのでしょうか。

さがん大地店主 宮崎茂輝さん：「平日はガラガラだったが、初めての週末を迎えてようやく客の動きが出てきた。」

佐賀市唐人にある居酒屋。時短要請期間中は要請に従い、先週月曜日から午後11時までの通常営業に戻りました。

客：「ほぼ控えていて、時短が解除されて久しぶりに来た。お店も消毒やパーティションなど気を付けているし、自分たちも日々気を付けているのでお互い協力しあっていければ。」

この日の午後7時半すぎ、店内50席は満席。徐々に客足が戻ってきているように見えますが・・・

さがん大地店主 宮崎茂輝さん：「予約の状況を見るとまだまだ少ない。なかなか厳しい。このまま落ち着いてお客さんが飲食に来れるといい。波があるので（陽性者が）増えてきた場合の不安はありますね。」

一方で、客足が遠のいたままの飲食店も。

リポ：「佐賀市のカラオケバーです。店内を見てみますと、カウンターには5人の客がいます。お酒を楽しんでいますが、歌を歌う人はいません」

オーナー：「お酒がメインで、あとはカラオケと会話を楽しんでいただくお店です」

佐賀市白山のカラオケバーです。店の営業時間は午後9時から。このため今回の時短要請期間中は休業していました。

オーナー：「みなさん気にせず、お酒もカラオケもワイワイやっていたころ…難しいですけど…今は耐えるしかない」

店の売りだったカラオケは1月からサービスを中止。コロナ禍の前は、一晩に20人ほどが来店していたといいます。約1カ月ぶりに店を再開したものの、この1週間は常連客5人前後でした。まだ具体的には決まっていませんが、オーナーは、店の営業形態を変えることも検討せざるを得ないと言います。

オーナー：「自分たちも努力して時代に合わせていく様に工夫しながら頑張っていくしかないと今は思っています」

飲食店のみならず、酒屋や運転代行など関連する人たちの苦境はまだまだ続いています。一方、県内のコロナの新規確認はここ2週間ほど一桁かゼロとなっています。