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「やっと立ち直ったのに」2年で2度の被害に涙【佐賀県】

2021/08/16 (月) 19:10

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大雨で一時孤立した順天堂病院の周辺では、多くの住宅も浸水しました。
わずか2年で2度の被害。住民からは「やっと立ち直ったのに」と、落胆の声が聞かれました。

ヘリリポート(8/15):「町全体が水に覆われている様子が見えています。濁った水に町が覆われています」
浸水の被害が特に大きかった大町町。
こちらの男性は、浸水した家の様子を見るため避難所から戻ってきました。
灰塚廣美さん(70):「完全にひっくり返って…」Q.ひっくり返っているのは何ですか?「ソファです」
リビングやキッチンにも物が散乱。たんすには、浸水の跡がくっきり残っていました。
灰塚廣美さん(70):「せっかくここまで来たのに…涙が出る」
灰塚さんの家は、孤立した順天堂病院から200メートルほどの距離にあります。2年前の佐賀豪雨でも、同じ様に床上浸水。床や壁を張り替え、再スタートを切ったばかりでした。
灰塚廣美さん(70):「やっと立ち直ったかなと思ったときに…また1からやり直し」
しばらくすると、自衛隊のゴムボートに乗って妻の美代子さんも避難所から到着しました。
妻 美代子さん(68):Q.家の様子を見に来るのは被災後初めて?「初めて。(夫から)話だけ聞いて見ない方がいいかと思ったけど、でも現実を見ないと…何もできないけど」
灰塚さん「いいよ。(靴を脱いでも)一緒」美代子さん「うわぁ…」
25年ほど前に建てた我が家。浸水に備え、1.5メートルほど基礎を高くしていました。それでも、わずか2年で二度の浸水被害にあいました。

灰塚廣美さん(70):「ここまで降ると思わない。だいたい基礎が浸かると思っていない。建てた時点から。それが2年前に浸かって…またそれ以上きている」
妻 美代子さん(68):「こんなすぐ…2年でですよ。もうこの次は水のこない所に移ろうかと思っている」
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