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農家「心苦しい」天候不順で野菜高騰 店はばら売りやサイズ小さく【佐賀県】

2021/09/08 (水) 19:00

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佐賀県内で降り続いた大雨や日照不足の影響で、野菜や果物の価格高騰も続いています。農家からは「消費者に安く提供できていないのは心苦しい」との声も。

佐賀市60代女性:「キュウリも普通だったらもっと安いのに高いなと感じる、ナスも…全部高いよね」
佐賀市80代女性:「ひどいときは50円から違っていた。少しは落ち着いたんじゃないかな。まだ品不足で高い」
佐賀市にあるスーパーマーケット、アルタ開成店。
リポート:「一時期価格が高騰していたキュウリなどは、現在でも安いときと比べ2倍ほどの価格だということです」アルタフーズ萩原法昭課長代理:「キュウリ、ナス、葉物類が一気に高騰して売りづらくなった」「早く落ち着けばいいんですけど」

佐賀青果市場によりますと、先月の大雨や日照不足の影響で品薄状態が続き、お盆前と比べると一時期キュウリは4~5倍にナスは3倍ほどに価格が高騰。
また、高騰にはこんな要因も・・。4月から7月にかけて好天が続き生育が良く価格が安かっただけに、消費者側も「高くなった」という印象が強くなったといいます。この店ではバラ売りやサイズを小さくするなどして、買い求めやすい価格にする対応をしています。
アルタフーズ萩原法昭課長代理:「モヤシやカット野菜などは年中変わらない値段で出せるので、お客さんに迷惑をかけないように(仕入れを)1.5倍に増やして販売している」
佐賀市60代女性:「物を腐らせないように、大きなものを買ってダメにするよりも小ぶりのものにして上手に買い物して、せっかく高いのに腐らせたらもったいないから」

キュウリ農家 坂田和史さん:「水害や天気が悪いときに高騰したのは、収穫量と供給のバランスが崩れるので高くなるのは必然的」
佐賀市川副町のキュウリ農家の坂田和史さんは年間約120トンを収穫しています。幸いにも浸水被害などは免れましたが、雨や日照不足が長期間続いたことから、一時期は収穫量が5分の1まで減少したといいます。
キュウリ農家 坂田和史さん:「(天候不良が)1日2日だったらなんとかなるが、1週間やそれ以上続いたら植物のバランスが崩れる」

一方で高値が続いても、農家の収入になる訳ではないといいます。
キュウリ農家 坂田和史さん:「安定した量があるときの私たちの売値より、販売店での売価がかけ離れていて、消費者に安く提供できていないのは心苦しい」
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