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「いつまでここに…」大雨から1カ月以上続く避難生活【佐賀県】

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佐賀県に大雨特別警報が発表されて1カ月余り。今も県内(大町町・武雄市)で18世帯35人が避難所での生活を余儀なくされています。このうち、自宅に帰る目処が立っていないという大町町の男性を取材しました。

リポート:「濁った水に町が覆われています家屋が水の中に浮かんでいるように見えます」
六角川流域で浸水被害が大きかった大町町。避難者が最も多かった先月15日には4つの避難所が開設され128世帯285人が身を寄せていました。
そして1カ月以上経った今も、11世帯21人が避難生活を送っています。
平野文男さん:「夜になると眠れない。(避難所に)いると人の気配に敏感になって起きてしまうそういう生活ですけどやっぱりここが良かったかな家は住めない状況で…」

平野文男さん66歳。平野さんは姉と2人暮らしで、共に先月14日から避難所で生活しています。
平野文男さん:Q・自宅から持って来たものは?「歯磨き程度かな。あとは全部ここに(用意してもらった)」
避難所では段ボールベッドや布団などの寝具が用意され、ボランティアの炊き出しで三度の食事も提供されています。平野さんをはじめ、避難をしているほとんどの人は片付け作業のため自宅を行き来している状況です。

平野文男さん:「3つライトが見えているところが六角川。こういう感じでこうなってる。」「川のすぐそばですね」「向こうから、上流から流れた水がこっちに向かって流れてきた」
60センチほど基礎を高くしていたものの1・6メートルの高さまで水が来たといいます。
平野文男さん:「ここに冷蔵庫があって来た時はガターンって倒れていたもうほとんど水に浸かっていたから、期間が長かったから使えない状態」「もう、ちょっとあぜんとしてね、言葉に出ない感じ」「こういう水害は来ないやろうと思ってたんですけど2年もしないうちにまた今度は大きい水が来てここまで来るとは思いもしなかったショックだった、ここまできたんだと」

2年前に続き今年も床上浸水。ただ、前回の教訓をもとにボランティアの派遣や業者の依頼に早く取り掛かったため作業は一段落しつつあります。それでも平野さんには自宅へ戻れない理由が。
平野文男さん:「小型扇風機があるので“寝れない状態”Q避難所がまだいい?「ましかなと、まだ本当の住まいじゃない。」
部屋中に置かれた扇風機。カビが発生するのを防ぐため、床や床下だけでなく壁も断熱材を撤去して24時間乾燥させています。
平野文男さん:「まだ勤めていればね、ちょっと(引っ越しを)考えたかもしれないですけど、定年退職して、もうここに“住まなければいけない”」
Q・不安は?「ありますね、まだ来ないとは限らないから、絶対来るってわかってるから、六角川がある以上」
約40年前に両親が建てた自宅を手放す寂しさや家計を考えこの地に住み続けることを選択した平野さん。しかし、未だに自宅へ帰る目処は立っていないといいます。
平野文男さん:「扇風機で乾かして、大工さんが仕事を始めて、住んでいいよと言うまで。だからまだだいぶかかる」「いつまでここに居ればいいのかなと思うのと、早く実家で休みたいなというのが半分半分」
今も避難を続ける21人の平均年齢は59.29歳。なれない避難所暮らしに不安と疲労が積もります。

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