2021/11/04 (木) 17:30

干潟で事故が起きた際の救助能力を高めようと、4日、三池海上保安部が佐賀市の東与賀海岸で潟スキーを使った救助訓練を行いました。

この訓練は2010年に東与賀海岸沖で一人乗り漁船が干潟に乗り上げ、乗っていた男性が歩いて岸へ向かおうとしたところ干潟に足を取られ、おぼれて亡くなった事故を受け、三池海上保安部が毎年行っています。4日は干潟に足を取られ、救助を求めている人がいることを想定し、潟スキーを使って近くまで行き、担架へ引き上げる訓練が行われました。訓練では潟スキーの乗り方や要救助者の運び方などを声を掛けながら確認していました。

三池海上保安部 角琢磨さん：「体力的にはきつい訓練」「複数人でないと救助できないので、声掛けなど意思疎通が大事」

三池海上保安部は、ノリ養殖の船が多い時期なので、事故の際は、今回の訓練を生かしたいとしています。