2022/03/11 (金) 18:15

卒業生は合わせて3人。149年の歴史がある伊万里市の小中一貫校で、閉校前の最後の卒業式が開かれ思い出の学び舎を巣立ちました。

伊万里市の小中一貫校・滝野校
11日に卒業式を迎えたのは小学生1人、中学生2人の合わせて3人です。

【小中一貫校滝野校 北原成之校長】
「明治6年の学校創立から数え、149年の歴史と伝統を受け継いだ最後の卒業生となりました」

児童生徒の減少を受け滝野校は3月いっぱいで閉校、4月から約10キロ離れた東山代小学校と国見中学校と統合します。

【小学校卒業生 中尾良太さん】
「中学生になったら友達をたくさん作ります」
在校生が、はなむけの言葉を贈ったあと、卒業生はそれぞれ在校生や先生、保護者に向け感謝の気持ちを伝えていました。

【小学校卒業生 中尾良太さん】
「卒業するのは寂しいけど、友達がいてくれて楽しかった」

【中学校卒業生 幸松千春さん】
「この滝野校が閉校になることと、家族へ今までありがとう。という思いが溢れ涙が出た。滝野校の卒業生として胸を張って生きていきたい」

【中学校卒業生 加賀良和子さん】
「滝野校での最後の卒業生なので本当に嬉しい気持ちでいっぱいなんですけど、やっぱり閉校してしまうのは悲しいという気持ちもすごくある。私をここまで成長させてくれたのもこの滝野校のおかげ。本当にありがとう」

記録が残っている1947年・昭和22年以降1280人あまりが巣立ちました。