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テコンドー濱田真由が現役引退 「東京五輪で出し切った」股関節のけがも

2022/03/31 (木) 19:12

テコンドー女子57キロ級でオリンピックに3大会連続で出場した佐賀市出身の濱田真由選手が31日、引退を発表しました。濱田選手は、「1人だけなら勝てていない。周りのサポートのおかげでここまで来れた」と選手生活を振り返りました。

【濱田真由選手】「この度、テコンドー競技者として引退することを決意しました。東京五輪を最後に、力を出し切ってやりきって終わるという形で決意しました」

 蹴り技を中心とした格闘技テコンドーの日本代表、佐賀市出身の濱田真由選手28歳。身長174センチ、長い足から繰り出す上段蹴りを武器に、18歳で2012年のロンドンオリンピックに初出場し5位入賞。続く、リオデジャネイロ、東京でも日の丸を背負い、世界の舞台で活躍してきました。また、2015年の世界選手権では、日本勢初となる金メダルを獲得。いまでも、テコンドー競技で世界一の実績を持つのは濱田選手だけです。

サガテレビの平川アナウンサーは、これまで7年余り、濱田選手の活躍を各地で取材してきました。
平川アナ】引退はいつごろから考えた?
濱田選手】2019年とか。東京オリンピックの前の年。
平川アナ】世界選手権優勝後からの“股関節のけが”が大きい?
濱田選手】そうですね。(東京五輪の予選は)なんとか試合ができるくらいに仕上げたという感じ。(リハビリなど)色々やったけど、東京五輪前の最後あたりは、調整しても100%が難しくなって「そろそろかな…」と。

 1歳上の兄の影響で、小学1年生でテコンドーを始め、小学4年時の文集4年生で「オリンピックで優勝する」という夢を持ち始めました。兄・弟とともに競技に励み…2017年には3きょうだい揃って世界選手権に出場するなど、家族みんなで世界と戦ってきました。

 自宅には、これまでの功績が並んでいます。濱田選手の自宅の廊下には、写真やこれまでに獲得したメダルがズラリと飾られています。【父・康二さん】「完治させて、めいっぱい力を出している試合を最後は見たかった。「もういいかな」と言った時は「真由の好きなことをしたらいい」「全力で応援するよ」と」

平川アナ】今後、やりたいことは?
濱田選手】農業をしたい無農薬野菜を作ってみたい。
平川アナ】テコンドー選手・濱田真由から農家・濱田真由に?
濱田選手】なるかもしれない
平川アナ】最後に応援してくれた人へ一言
濱田選手】声をかけてもらったときに、素直に頑張ろうという気持ちをもらった。声援があって、ここまでこれた。これまでお世話になりました、という気持ちです。
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