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全国でグランプリに輝いた話題のトマト「体が欲しがるトマト」とは【佐賀県】

2022/04/26 (火) 18:40

サムネイル
ハウス栽培で今が旬のトマト。あまーいトマトが好まれると思いがちですが、今、消費者に注目されているのは「体が欲しがるトマト」です。

【購入者】
「他のトマトとは全然味が違う」
【購入者】
「もうすごくおいしかった。」

こちらのトマト。食べても食べても食べ飽きない体が欲しがるトマトとして、全国コンテストでグランプリに輝いた今、話題のトマトなんです。

【古賀とまと農園 古賀信一郎さん】
「まさに驚きのひとことでしかないし、グランプリに恥じないようトマト作りを一生懸命やっていかないといけないというさらなるプレッシャーも感じている」

佐賀市川副町にある古賀とまと農園。
2代目の古賀信一郎さんはトマト栽培を始めて20年ほどになります。

【古賀とまと農園 古賀信一郎さん】
「追いつけ追い越せで、誰にも負けないおいしいトマトを作ってやろうと思っていた。若い頃はちょっとピリピリしていたが、それよりも"体が欲しがるトマトを"と背中を押された瞬間に肩の力が抜けて、なんか最近楽しい、トマトを作っていて」

52アールのハウスで栽培しているのは「サンロード」という品種。
しかし古賀さんの栽培方法はちょっと特殊です。

「今何度くらい?まだよさそうだけど体感的には。しおれていたのもシャンとなったもんね」
この日のハウスの温度は37度近くに。
ミストを散布することでハウスの温度や湿度を適切に保ちます。

【古賀とまと農園 古賀信一郎さん】
「光合成に必要なのは二酸化炭素だけでなく水も必要」

糖度が高いトマトを栽培する場合水を与えずに土を乾燥させる方法がよく知られていますが、古賀さんの場合は週に3日水を適度に与えています。

【古賀とまと農園 古賀信一郎さん】
「うちは甘さというよりも栄養価をしっかり持って、うま味が前に出てくるようなそんなトマト作りをしたいなと思って作っているので」

さらに…
【古賀とまと農園 古賀信一郎さん】
「けさ水をあげたばかりなんですけど、土がべたべたくっつかない、これはしっかり団粒構造ができているということ」

また肥料濃度や土の酸度も定期的に測定するなど土づくりにもとことんこだわっているといいます。
"うちのトマトの栄養価はどうだろう"そう思い、去年からエントリーを始めた農産物の栄養価を競う全国コンテスト。
2021年は冬大玉部門で最優秀賞に選ばれ、2022年は春夏大玉部門と冬大玉部門で最優秀賞の2冠を達成。
さらに全体の最高賞となるグランプリにも輝きました。
古賀さんのトマトは、水をしっかり与えながらえぐみにつながる硝酸値を抑え、さらに糖度と抗酸化力が平均値の2倍ほどあったといいます。

【古賀とまと農園 古賀信一郎さん】
「しっかり水をやりながら、それでも毎年変わらない成績や数値が出せる、その秘められた技術に今回はグランプリとして選びましたと言っていただいた」

コンテストには全国の生産者205人が472点の農産物を出品、糖度やビタミンC、食味など5項目の総合力で競いました。
そして古賀さんは今回のグランプリ受賞をきっかけに"もっと栄養価を意識しないといけない"そう、強く思うようになりました。

どれくらい持ってきた?
「きょうは45袋持ってきた。きょうの分はちょっと収穫が多かったんで」

県内では佐賀市のコムボックス佐賀駅前の街かど畑のほか、橋の駅・ドロンパといった直売所でも販売されています。
栄養価コンテストのグランプリ受賞から注目度も高まり、古賀さんのトマトを求めて店を訪れる客も。

【橋の駅ドロンパの従業員】
「いつの間にかなくなっていた」
「一袋だけでなくまとめて何袋か買われたりするくらい今は人気ある」

毎日同じ数が入荷されるとは限らないので、在庫確認の問い合わせはもちろん、入荷して午前中で売り切れてしまうことも多いといいます。

【購入者】
「きのうも買いに来たら入荷してなかった」
「もう4、5年買っている」

少し価格が高いのでは?と尋ねてみると…
【購入者】
「価格は関係ない。おいしいから」

【購入者】
「金賞とったでしょ?サンロード。そしてすぐコムボックスで買った。もうすごくおいしかったの。ここにもあると聞き何回か買いに来ている」

そのトマトはどこへ?
【妻・聖子さん】
「コムボックスの街かど畑に持っていく。いつもは朝一で持って行っているけど、きょうは朝出荷した分がもうないよと連絡があったので」

この日も古賀さんのトマトは大人気。
県内だけでなく福岡県の直売所やコンテストのグランプリ受賞などをきっかけに広島県のデパートでも販売されることに。

【古賀とまと農園 古賀信一郎さん】
「どうかなと思ったら、途中食べてもいい」
古賀さんは健康につながる野菜作りの普及にも熱心で若手農家の育成にも力を入れてます。

【古賀とまと農園 古賀信一郎さん】
「食べたものが食べた人の栄養につながって、その人の体をしっかり元気にしていくというのがこれからは大事じゃないのかな。栄養価がしっかりある野菜作りがこれからは必要な時代になって来るんじゃないかな」
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