2022/09/01 (木) 19:25

佐賀空港へのオスプレイ配備計画をめぐり、防衛省は空港を自衛隊と共用しないとする協定の見直しに向けた県有明海漁協の支所への説明会を全て終えました。
見直しの可否について、漁協の結論は先送りとなる見通しです。

防衛省は、空港を自衛隊と共用しないとする公害防止協定の見直しに向け8月から漁協の6支所への説明会を開いていて、9月1日最終日を迎えました。
漁協は、協定を見直す条件として排水対策などの3項目を挙げています。
防衛省は今回の6支所への説明会で、条件の“回答”を地元の組合員に説明した形です。

【九州防衛局 伊藤哲也局長】
「説明会を受けて漁協の方で今後どうしていくか相談すると思う。防衛省は漁協の判断を見守っていくことになる」

漁協は当初、この説明会の終了後に検討委員会を開き、見直しの可否について結論を出すとしていました。
しかし、漁業者からは「排水対策の詳細なデータがほしい」など説明不足を指摘する声が相次ぎ、次回の検討委員会で結論を出すのは難しい状況となっています。