2022/09/27 (火) 18:30

23日に開業した西九州新幹線。開業を待ちわびていた鉄道ファンが、まだ販売されていない「かもめ」の模型を作りました。

【滝川大介さん】
「市販される前は誰も持っていないので、作った時点で世界にひとつだけ」

県内外から鉄道ファンが集まる小城市の飲食店、「鉄道模型とカレー焼き」。
大きなジオラマが飾られている2階で作業をしているのは、鉄道好きでよく店に訪れる滝川大介さんです。

【滝川大介さん】
「地元が武雄なので、そこに初めて新幹線ができる喜び」

地元に新幹線が通ることをきっかけに作っているのは、西九州新幹線かもめの模型。実はかもめの模型はまだ市販されておらず、滝川さんは市販されている他の新幹線をベースに作っています。

【滝川大介さん】
「線とかマークとか文字が、とにかく多い。どこで写真を撮っても、必ず何かしらの「かもめ」という文字が入るようになっている」

塗装をし直した新幹線に貼っていくデカールは、手作りで約300枚。空いた時間を使い、1カ月半ほどかけて完成させました。

【滝川大介さん】
「大体内装が注目されがちなんですけど、かもめはぜひ外装を注目して、いろんなところにいろんなマークがあるので。楽しんで見てもらいたい」

【男の子】
「実物を見るのが楽しみになった」

日本で鉄道が開業してから2022年で150年。節目の年での新幹線の開業に、期待を寄せます。

【滝川大介さん】
「やはり新しい路線が開通するのは、そうそうないことなので、廃止されることは多々あっても。新しくできるのは、ひとつの時代が動くというところになる」

滝川さんは開業初日にさっそくかもめに乗ったとのこと。滝川さんが作ったかもめは、武雄市図書館・歴史資料館で開かれている企画展で、鉄道ファンの仲間と作った武雄温泉駅のジオラマと一緒に展示されているということです。