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飲食店で“流し”のマジシャン! コロナ禍乗り越え 確かな技術と巧みなトークでパフォーマンス【佐賀県】
2023/01/16 (月) 18:50

佐賀で奮闘する人を紹介する佐賀人十色。きょうは、県内の飲食店をまわる“流し”のスタイルでパフォーマンスを披露するマジシャンの男性です。
中華風の衣装に身を包み、鮮やかな手さばきでマジックを披露するチャイニー古賀さん45歳。現在、住んでいる福岡と小学生から30代後半まで生活していた佐賀をまたにかけ活動しています。
【チャイニー古賀さん】
「こんばんは、きょうはよろしくお願いします」
Q車からおろしているのは?
「きょうまわるためのマジックの秘密兵器、こんなにいらないんですけどね。準備が一番なので」
チャイニー古賀さんの活動スタイルは少し特殊。週末に不定期で佐賀の飲食店をまわり、その場で客にマジックを披露するいわゆる“流し”のスタイルです。
【チャイニー古賀さん】
Qいつも何店舗くらいまわる?
「その日によりますがだいたい7~8店舗、調子が良い時は10店舗くらい」
Q“流し”を始めたきっかけは
「(マジック)を見に行くとなるとハードルが上がるが親戚のおじさんがぱっとやるようなものはハードルが低い、そういう感覚で見てもらえればみんな楽しんでもらえるのかなと思って」
確かな技術と巧みなトークで客をあっという間に引き込んでいきます。
【男性の客】
「横で見たがトランプが消えるマジックが本当にわからなかった。すごかった」
【女性2人の客】
「毎回楽しくおもしろくしてもらうのでいつも盛り上がる」
披露を終えると、客からは大きな拍手が…たくさんのチップが集まります。
【飲食店の店長】
「たまに来てもらっているが来た時は毎回テッパン」
【チャイニー古賀さん】
「アウェーな感じで入っていくが、びっくりしたところから感動まで持っていけるとお客さん達がぐっと近づいてきてくれる。やはりその感じがクセになる。楽しい」
その場にいる全員を巻き込んで楽しませるチャイニー古賀さん。実は、初めからマジシャンを目指していたわけではありません。
【チャイニー古賀さん】
「人と同じことをしたくなくて、探偵会社に勤めたり、和食の板前をやってみたり」
他にも建築や、生命保険の営業など様々な仕事をしてきた経験が今の仕事に繋がったといいます。
【チャイニー古賀さん】
「営業先でコミュニケーションツールの一つとしてマジックを用いて挨拶したり話したりしていたらそのマジックがいいねとなって」
人づてに話題となり、マジックショーの依頼まで舞い込むようになりました。
【チャイニー古賀さん】
「いっそのこと脱サラしてプロになっちゃおうかなっていう、最初はそんな軽い考えだった」
8年ほど前には(2015年)仲間とマジシャン専門のプロダクションを立ち上げ活動を開始。これまでの営業経験で得たノウハウなどを生かし、売り込み方やプロとしての立ち振る舞いなどを所属するマジシャン達に教えました。
【チャイニー古賀さん】
「どういうふうに話をしたらお客さんがのってきてくれるのか、などコミュニケーションスキルを中心に若手に教えていた」
その後、会社の代表を仲間に譲りソロで活動を始めた矢先、まさかの事態が…。
新型コロナの大流行です。
【チャイニー古賀さん】
「一気に今までの仕事がキャンセルになって、さらに仕事が一切入って来なくなった。その同時期に長男が二相性脳症という難病にかかって寝たきりの障害者になった」
介護費用などがすぐに必要だったチャイニー古賀さんは、仕事がないなか一つ活路を見出します。
【チャイニー古賀さん】
「今まで築き上げてきた人脈、知り合いなどに直接ご支援くださいと呼び掛けてそれで援助してもらって難を逃れ事なきを得た」
多くの人に支えられ、苦難を乗り越えたチャイニー古賀さんは新たな道を進み始めます。
【チャイニー古賀さん】
Qきょうは何を?
「佐賀の放課後デイサービスの教室で、マジックとバルーンのコラボショーをしようと思って。息子が障害者になったことがきっかけでもあるが障害者施設や高齢者施設、小規模であればあるほどプロのパフォーマーを呼びたくても予算が組めない現状がある」
2022年8月、様々なジャンルのプロを集めて九州パフォーマンス協会を創設。スポンサーから資金集め出演料をまかなう仕組みで、コロナの影響を受けたパフォーマーの受け皿を作ることにもなるほか、子供の感受性を育てることにもなると話します。
【チャイニー古賀さん】
「(子供たちに)プロのパフォーマンスに触れてもらうというのがゆくゆくは社会貢献に繋がっていくという考えがある。地元の佐賀の人たちにもだいぶ支えられてきたのでマジック、そういうエンタメを通して地域貢献・地元に恩返しするような活動を今後していきたいと思う」
中華風の衣装に身を包み、鮮やかな手さばきでマジックを披露するチャイニー古賀さん45歳。現在、住んでいる福岡と小学生から30代後半まで生活していた佐賀をまたにかけ活動しています。
【チャイニー古賀さん】
「こんばんは、きょうはよろしくお願いします」
Q車からおろしているのは?
「きょうまわるためのマジックの秘密兵器、こんなにいらないんですけどね。準備が一番なので」
チャイニー古賀さんの活動スタイルは少し特殊。週末に不定期で佐賀の飲食店をまわり、その場で客にマジックを披露するいわゆる“流し”のスタイルです。
【チャイニー古賀さん】
Qいつも何店舗くらいまわる?
「その日によりますがだいたい7~8店舗、調子が良い時は10店舗くらい」
Q“流し”を始めたきっかけは
「(マジック)を見に行くとなるとハードルが上がるが親戚のおじさんがぱっとやるようなものはハードルが低い、そういう感覚で見てもらえればみんな楽しんでもらえるのかなと思って」
確かな技術と巧みなトークで客をあっという間に引き込んでいきます。
【男性の客】
「横で見たがトランプが消えるマジックが本当にわからなかった。すごかった」
【女性2人の客】
「毎回楽しくおもしろくしてもらうのでいつも盛り上がる」
披露を終えると、客からは大きな拍手が…たくさんのチップが集まります。
【飲食店の店長】
「たまに来てもらっているが来た時は毎回テッパン」
【チャイニー古賀さん】
「アウェーな感じで入っていくが、びっくりしたところから感動まで持っていけるとお客さん達がぐっと近づいてきてくれる。やはりその感じがクセになる。楽しい」
その場にいる全員を巻き込んで楽しませるチャイニー古賀さん。実は、初めからマジシャンを目指していたわけではありません。
【チャイニー古賀さん】
「人と同じことをしたくなくて、探偵会社に勤めたり、和食の板前をやってみたり」
他にも建築や、生命保険の営業など様々な仕事をしてきた経験が今の仕事に繋がったといいます。
【チャイニー古賀さん】
「営業先でコミュニケーションツールの一つとしてマジックを用いて挨拶したり話したりしていたらそのマジックがいいねとなって」
人づてに話題となり、マジックショーの依頼まで舞い込むようになりました。
【チャイニー古賀さん】
「いっそのこと脱サラしてプロになっちゃおうかなっていう、最初はそんな軽い考えだった」
8年ほど前には(2015年)仲間とマジシャン専門のプロダクションを立ち上げ活動を開始。これまでの営業経験で得たノウハウなどを生かし、売り込み方やプロとしての立ち振る舞いなどを所属するマジシャン達に教えました。
【チャイニー古賀さん】
「どういうふうに話をしたらお客さんがのってきてくれるのか、などコミュニケーションスキルを中心に若手に教えていた」
その後、会社の代表を仲間に譲りソロで活動を始めた矢先、まさかの事態が…。
新型コロナの大流行です。
【チャイニー古賀さん】
「一気に今までの仕事がキャンセルになって、さらに仕事が一切入って来なくなった。その同時期に長男が二相性脳症という難病にかかって寝たきりの障害者になった」
介護費用などがすぐに必要だったチャイニー古賀さんは、仕事がないなか一つ活路を見出します。
【チャイニー古賀さん】
「今まで築き上げてきた人脈、知り合いなどに直接ご支援くださいと呼び掛けてそれで援助してもらって難を逃れ事なきを得た」
多くの人に支えられ、苦難を乗り越えたチャイニー古賀さんは新たな道を進み始めます。
【チャイニー古賀さん】
Qきょうは何を?
「佐賀の放課後デイサービスの教室で、マジックとバルーンのコラボショーをしようと思って。息子が障害者になったことがきっかけでもあるが障害者施設や高齢者施設、小規模であればあるほどプロのパフォーマーを呼びたくても予算が組めない現状がある」
2022年8月、様々なジャンルのプロを集めて九州パフォーマンス協会を創設。スポンサーから資金集め出演料をまかなう仕組みで、コロナの影響を受けたパフォーマーの受け皿を作ることにもなるほか、子供の感受性を育てることにもなると話します。
【チャイニー古賀さん】
「(子供たちに)プロのパフォーマンスに触れてもらうというのがゆくゆくは社会貢献に繋がっていくという考えがある。地元の佐賀の人たちにもだいぶ支えられてきたのでマジック、そういうエンタメを通して地域貢献・地元に恩返しするような活動を今後していきたいと思う」
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