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五輪銅メダリスト"佐賀で唯一"の女子車いすバスケ選手 長く競技を続ける原動力とは?【佐賀県】

2023/02/01 (水) 18:15

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毎週水曜日は、サガスポネクスト。
今回は、2000年のパラリンピック車いすバスケットボールで日本の銅メダル獲得に貢献した基山町出身の女性を紹介します。
55歳になった今も現役で競技に打ち込んでいます。

東京パラリンピックを追い風に、車いすバスケの普及に情熱を注ぐ県内唯一の女子選手がいます。基山町出身の八島京子さん55歳です。

【八島京子さん】
「引退もいまはまだ考えたことない」

八島さんは、23年前シドニーパラリンピックに出場し、日本の銅メダル獲得に貢献しました。現在は、九州・沖縄で唯一の女子チーム「九州ドルフィン」に所属しています。

【八島京子さん】
「バスケ20歳から初めて生活の大半をバスケがしめているやっぱりやりたい」

【チームメイト】
「大先輩みんなの精神的支柱のような存在」

病気が原因で、幼いころから車いす生活だった八島さん。競技を始めた当初から女子の競技人口は少なく、月に1度の合同練習以外は、それぞれが地元のチームで男子選手と練習に励んでいます。

【鹿児島のチームメイト】
「女子の選手は鹿児島にもいない」

Q女子選手が増えてくれたらいいなと?
【鹿児島からのチームメイト】
「切実な思いです」

2018年には競技人口増加などを目的に健常者も車いすバスケの選手として登録が可能になったものの、まだ著しい成果はみられません。

【八島京子さん】
「バスケに関わって、続けてくれたらいいなという思いで関わっている」

県内では、男子選手も少なくなった時期もありましたが八島さんが佐賀のチームを支えてきたといいます。

【九州ドルフィン 徳永祐政コーチ】
「人数が少なくなっても練習には必ず行って、誰かが応援にきてくれたりメンバーがちょっとずつ揃ってきた人の輪を広げていく力が彼女にはある」

【八島さん】
「佐賀のホープ頑張って!」

女子選手が増えることを願う八島さんですが、体格差のある男子選との練習はいい経験になっています。

【八島京子さん】
「やり始めたころは『女性はDFつかなくていい』ということを声に出して相手チームから言われた経験もある。負けん気だけはあるのでそういうのを聞いてなおさら」

【九州ドルフィン 徳永祐政コーチ】
「めっちゃ強気。え、そこで!?というプレーもあるがけど結果出してくれるから文句言えない」

巧みな車いすさばきやスピード感など見どころの多い車いすバスケ。八島さんの今後の目標は2つ。ひとつは、現役を長く続けること。もうひとつは、来年佐賀で開かれる国スポ・全障スポで活躍することです。

【八島京子さん】
「見たことない方がいるなら見に来てもらって何か感じてもらえれば」

障害を乗り越え、競技の発展に情熱を注ぐ、八島さんの挑戦はこれからも続きます。
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