2023/05/30 (火) 17:30

佐賀の伝統工芸佐賀錦の後継者を育てようと30日、佐賀市で初心者講習会が始まりました。

この講習会は、佐賀錦振興協議会が1994年から開いているもので、今回で27回目となります。
30日は、佐賀市の歴史民俗館で開講式が行われ、受講者と講師あわせて約20人が参加しました。
「佐賀錦」は、金や銀などを貼り、細く裁断した和紙を縦糸にして、絹糸を横から織り込み、熟練者でも1日に数センチしか織ることができないほど、繊細な技術と集中力や根気が必要です。

【受講者】
「以前にも少ししていたことがあって、またやってみたいという思いで」
「色々な図柄を自分で織ってみて、そういう楽しみを知れたら良いと思う」

協議会の会員数は設立当時は約70人で、後継者育成の取り組みを続けたことで現在は約170人に増えたということです。
講習会は全11回で、6月下旬まで行われます。