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大きな爪痕残る唐津市七山の被害 住宅損壊や道路も寸断 住民の生活は【佐賀県】
2023/07/20 (木) 18:18

先週、県内に大きな被害をもたらした大雨。土砂によって道路が寸断、孤立するなどした山間部では、住民やボランティアが復旧作業を進めています。一方、まだ被害が把握できてない場所も多くあるとみられ、復旧は長期化する見通しです。
大雨で大きな被害を受けた唐津市の山間部七山。
土砂崩れで多くの道路が寸断され一時、集落が孤立、2日間にわたり停電も発生しました。
【唐津市七山 池原地区 諸熊道晴区長】
「丸々一日、幹線、私道も遮断されたんですね。ここまで市の支援が届くはずは無いことは覚悟していた。みんないっぱいいっぱいの状況」
近隣住民などが土砂を取り除いていますが、現在も、林道を中心に通行止めが続いています。
また被災した住宅も多くあります。
【住宅が被災 岩村恵美さん】
「バキバキという音と泥臭さがわいてきたんですよね。急いで前に出たら、その間に右と左から濁流が押し寄せてきて、一瞬ですね、陥没して」
七山で住宅の被害を受けた岩村恵美さんです。
10日の午前5時前、高齢の母と眠っていたところ裏山が崩れ、一気に土砂が流れ込んできました。
【岩村恵美さん】
「小屋の中はもう全部なぎ倒されていて、泥だらけだったんですけど、水位はここ位まで来ていた。ちょっと水跡が残っています」
【岩村恵美さん】
「ここに濁流で黒く、渦を巻いたように流れていたっていうのが、最初の音と瞬間ですね」
建物への被害は少なかったものの床下が浸水し、家の前や付近の通りは大きく崩壊しました。
毎日約20人程ボランティアが集まり土砂の撤去などの作業を行っています。
【岩村恵美さん】
「ボランティアの人にこれだけ綺麗にしてもらって、あとは温かい言葉ですね『頑張りましょう』『休んでください』『私たち頑張ります、そのために来ました』って仰って頂いて、すごく励みになって頑張っています」
【ボランティア】
「高齢の方でも自分たちで頑張ろうとされるので、みなさんどんどん『こういうことを手伝って欲しか』っていうことばね、社協さんの方に言って貰えたらよかかなという風に思っております」
一方、少しずつ戻りつつある日常もあります。
高齢者が多い七山。週に一度、各家庭をまわる移動スーパーが重要なライフラインですが、道路が寸断し、先週は地域に入ることができませんでした。
【とくし丸 七山地域の担当者】
「頭に浮かぶ迂回路を2、3カ所まわったんですけど、どっちにしても木が倒れていたり、電柱が倒れていたり、仕方なく諦めましたね」
電気が復旧し、炊飯ができたことで食料に困ることはなかったものの、カップ麺などの保存食でしのいだという住民もいます。
【移動スーパーの利用者】
「息子にはね遠くからこんなに色々は頼まれんねと思っとってね。来らんしゃったけん助かりましたきょうは」
【とくし丸 七山地域の担当者】
「この地区、七山は私の担当エリアです。とりあえず安否を確認したくて上がってきた感じですかね。
「じゃあまた来週」「はーい。またお願いします」
電気や交通など基本的なライフラインは確保できたものの、道路や田畑に大きな爪痕が残ったまま。
復旧作業は長期化する見通しです。
【唐津市七山 池原地区 諸熊道晴区長】
「まだまだ、私道、農道だったりとかの確認ができてないので、農地の災害なんかがどの程度あるのか、今からの作業です」
唐津市によりますと市内では道路の30カ所がいまだ通行止めとなっています。
市は土砂の撤去などを行い、8月中には半分ほどが通行できる見通しですが、道路が崩落するなどの被害があった場所は再開のめどが立っていないということです。
大雨で大きな被害を受けた唐津市の山間部七山。
土砂崩れで多くの道路が寸断され一時、集落が孤立、2日間にわたり停電も発生しました。
【唐津市七山 池原地区 諸熊道晴区長】
「丸々一日、幹線、私道も遮断されたんですね。ここまで市の支援が届くはずは無いことは覚悟していた。みんないっぱいいっぱいの状況」
近隣住民などが土砂を取り除いていますが、現在も、林道を中心に通行止めが続いています。
また被災した住宅も多くあります。
【住宅が被災 岩村恵美さん】
「バキバキという音と泥臭さがわいてきたんですよね。急いで前に出たら、その間に右と左から濁流が押し寄せてきて、一瞬ですね、陥没して」
七山で住宅の被害を受けた岩村恵美さんです。
10日の午前5時前、高齢の母と眠っていたところ裏山が崩れ、一気に土砂が流れ込んできました。
【岩村恵美さん】
「小屋の中はもう全部なぎ倒されていて、泥だらけだったんですけど、水位はここ位まで来ていた。ちょっと水跡が残っています」
【岩村恵美さん】
「ここに濁流で黒く、渦を巻いたように流れていたっていうのが、最初の音と瞬間ですね」
建物への被害は少なかったものの床下が浸水し、家の前や付近の通りは大きく崩壊しました。
毎日約20人程ボランティアが集まり土砂の撤去などの作業を行っています。
【岩村恵美さん】
「ボランティアの人にこれだけ綺麗にしてもらって、あとは温かい言葉ですね『頑張りましょう』『休んでください』『私たち頑張ります、そのために来ました』って仰って頂いて、すごく励みになって頑張っています」
【ボランティア】
「高齢の方でも自分たちで頑張ろうとされるので、みなさんどんどん『こういうことを手伝って欲しか』っていうことばね、社協さんの方に言って貰えたらよかかなという風に思っております」
一方、少しずつ戻りつつある日常もあります。
高齢者が多い七山。週に一度、各家庭をまわる移動スーパーが重要なライフラインですが、道路が寸断し、先週は地域に入ることができませんでした。
【とくし丸 七山地域の担当者】
「頭に浮かぶ迂回路を2、3カ所まわったんですけど、どっちにしても木が倒れていたり、電柱が倒れていたり、仕方なく諦めましたね」
電気が復旧し、炊飯ができたことで食料に困ることはなかったものの、カップ麺などの保存食でしのいだという住民もいます。
【移動スーパーの利用者】
「息子にはね遠くからこんなに色々は頼まれんねと思っとってね。来らんしゃったけん助かりましたきょうは」
【とくし丸 七山地域の担当者】
「この地区、七山は私の担当エリアです。とりあえず安否を確認したくて上がってきた感じですかね。
「じゃあまた来週」「はーい。またお願いします」
電気や交通など基本的なライフラインは確保できたものの、道路や田畑に大きな爪痕が残ったまま。
復旧作業は長期化する見通しです。
【唐津市七山 池原地区 諸熊道晴区長】
「まだまだ、私道、農道だったりとかの確認ができてないので、農地の災害なんかがどの程度あるのか、今からの作業です」
唐津市によりますと市内では道路の30カ所がいまだ通行止めとなっています。
市は土砂の撤去などを行い、8月中には半分ほどが通行できる見通しですが、道路が崩落するなどの被害があった場所は再開のめどが立っていないということです。
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