佐賀のニュース
鳥栖商業高校生と飲食店・障害者就労支援施設が商品開発「しいたけキムチ」【佐賀県】
2023/10/12 (木) 18:19
「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがありますが、まさにその通り。
鳥栖市の飲食店と障害者就労支援施設、そして地元の高校生が協力し珍しい商品を開発しました。
【購入した人】
「今まで聞いたことない」
【購入した人】
「ちょうどきょうの晩酌にいいかなと」
9月30日JR鳥栖駅前のイベントで販売されたある商品。
売っているのは地元鳥栖商業高校の生徒たちです。
【購入した人】
「高校生が販売していると聞いて頑張っているんだなと思って」
販売しているのはその名も「しいたけキムチ」。
自分たちでパッケージも考えました。
【鳥栖商業高校 2年】
「しいたけのキャラクターの頭にキムチの赤いたれをのせて、辛すぎない食べやすい感じが表れるように、可愛く作った」
この商品高校と飲食店、そして障害者就労支援施設が共同で開発したものなんです。
鳥栖市でカフェを運営する権藤洋子さん。
しいたけキムチの製造を担当しています。
【blancheCafe 権藤洋子代表】
「コロナの影響で夜は客足ががくんと減ったままでこれだと経営が困難になってきて何かしらやらなきゃいけないので」
売り上げを増やす目玉商品を考えていたところ市内の事業者の交流会がきっかけで共同でしいたけキムチを開発することに。
味のポイントとなるシイタケのうまみを出すため、生徒たちの意見をもとに何度も試作を繰り返したといいます。
【blancheCafe 権藤洋子代表】
「一番おいしいと思ったシイタケが何だろうと思ったときにおばあちゃんが作ってくれていた煮しめだった。これは煮しめにしてヤンニョムのたれと絡ませると非常にいいのではないかなと」
そのシイタケも鳥栖市で生産されています。
市内にある障害者就労支援施設です。
【マリーズハウス 田島真徳営業部長】
「より多くの人たちに弊社のシイタケをおいしく食べていただけるような形で何かないかと」
こちらの施設では約20人の利用者が菌床栽培で年間約5トンのシイタケを生産しています。
これまで生シイタケや混ぜ込みご飯の具、佃煮での販売用に生産していましたが、シイタケがメインになる新たな商品開発に期待を込めます。
【マリーズハウス 田島真徳営業部長】
「利用者も自分が作ったものでおいしいものが作られているということを知るだけでも非常に喜んでもらえ、仕事のモチベーションにもなってほしい」
鳥栖商業の生徒たちはこの日、市内の焼肉店に集まりました。
商品化に向け実際に食べながらミーティングです。
先生「どう?食べやすいだけじゃなくて、ご飯と一緒に食べたとき」
生徒「ちょうどいい。ご飯も口に入るし、両方入る」
客などに試食してもらい、アンケート結果をもとに、シイタケの大きさや切り方を変え食べ比べて話し合いました。
【焼肉道 中田博之代表】
「もともと自分の店で変わったキムチを売りたくて」
こちらの焼肉店は地産地消にこだわりがあるものの、製造の難しいキムチは大阪の専門店から取り寄せていました。
【焼肉道 中田博之代表】
「今、焼き野菜用で卸してもらっているが、このシイタケをキムチでできたら面白いんじゃないかと」
【鳥栖商業高校2年】
「切ってみると意外と歯ごたえが違ったり、香りも変わってくるので、シイタケって本当にすごいなと思った」
授業でマーケティングなどを学んでいたことで今回の企画に声がかかった生徒たち。
高校生の目線で、誰もが食べやすく、食感も生かせる大きさに決めました。
イカに近い食感で噛むとシイタケのうまみが広がり辛さとバランスよく合う「しいたけキムチ」の完成です。
「きょうはしいたけキムチ販売日です。みなさんが一緒に作ったしいたけキムチがどんなふうに売れるか勉強されてください」
生徒たちはこの日「しいたけキムチ」の初めての販売に臨みました。
【鳥栖商業高校2年】
「やっぱりちょっと緊張する面があるが、たくさん売れたら」
「鳥栖商業高校と共同開発で作りました。いかがですか~」
大きな声を出しながらイベント会場内を練り歩き熱心にPR。すると…
【購入した人】
「すごく楽しそうに宣伝を、ずっと回っていたので買ってみようかと思い。高校生の勉強にもなるし、新しい発想も企業にとっては刺激になると思う」
【マリーズハウス 田島真徳営業部長】
「学校独自の商品が他の農業高校や水産高校は持っているのに鳥栖商業がなかった。鳥栖商業が“まじ、おいしいキムチできたよ”と自信持って言えて楽しんでもらえる商品ができた」
商品は1パック800円で、この日準備した50パックはほぼ完売。
上々のスタートとなりました。
【blancheCafe 権藤洋子代表】
「大人は固定観念があるのでそれにとらわれすぎないよう高校生との調和を保ちながら、発想は高校生に任せて。すごく反響があったのでまだまだ頑張れる」
【鳥栖商業高校2年】
「自分も携われたことに感動というかうれしくなったので、関われてよかった。全国民に知ってほしい」
Q.鳥栖だけではなく?
「はいもちろん!」
鳥栖市内の事業者と高校生が共同で開発した「しいたけキムチ」、今後の広がりが注目されます。
鳥栖市の飲食店と障害者就労支援施設、そして地元の高校生が協力し珍しい商品を開発しました。
【購入した人】
「今まで聞いたことない」
【購入した人】
「ちょうどきょうの晩酌にいいかなと」
9月30日JR鳥栖駅前のイベントで販売されたある商品。
売っているのは地元鳥栖商業高校の生徒たちです。
【購入した人】
「高校生が販売していると聞いて頑張っているんだなと思って」
販売しているのはその名も「しいたけキムチ」。
自分たちでパッケージも考えました。
【鳥栖商業高校 2年】
「しいたけのキャラクターの頭にキムチの赤いたれをのせて、辛すぎない食べやすい感じが表れるように、可愛く作った」
この商品高校と飲食店、そして障害者就労支援施設が共同で開発したものなんです。
鳥栖市でカフェを運営する権藤洋子さん。
しいたけキムチの製造を担当しています。
【blancheCafe 権藤洋子代表】
「コロナの影響で夜は客足ががくんと減ったままでこれだと経営が困難になってきて何かしらやらなきゃいけないので」
売り上げを増やす目玉商品を考えていたところ市内の事業者の交流会がきっかけで共同でしいたけキムチを開発することに。
味のポイントとなるシイタケのうまみを出すため、生徒たちの意見をもとに何度も試作を繰り返したといいます。
【blancheCafe 権藤洋子代表】
「一番おいしいと思ったシイタケが何だろうと思ったときにおばあちゃんが作ってくれていた煮しめだった。これは煮しめにしてヤンニョムのたれと絡ませると非常にいいのではないかなと」
そのシイタケも鳥栖市で生産されています。
市内にある障害者就労支援施設です。
【マリーズハウス 田島真徳営業部長】
「より多くの人たちに弊社のシイタケをおいしく食べていただけるような形で何かないかと」
こちらの施設では約20人の利用者が菌床栽培で年間約5トンのシイタケを生産しています。
これまで生シイタケや混ぜ込みご飯の具、佃煮での販売用に生産していましたが、シイタケがメインになる新たな商品開発に期待を込めます。
【マリーズハウス 田島真徳営業部長】
「利用者も自分が作ったものでおいしいものが作られているということを知るだけでも非常に喜んでもらえ、仕事のモチベーションにもなってほしい」
鳥栖商業の生徒たちはこの日、市内の焼肉店に集まりました。
商品化に向け実際に食べながらミーティングです。
先生「どう?食べやすいだけじゃなくて、ご飯と一緒に食べたとき」
生徒「ちょうどいい。ご飯も口に入るし、両方入る」
客などに試食してもらい、アンケート結果をもとに、シイタケの大きさや切り方を変え食べ比べて話し合いました。
【焼肉道 中田博之代表】
「もともと自分の店で変わったキムチを売りたくて」
こちらの焼肉店は地産地消にこだわりがあるものの、製造の難しいキムチは大阪の専門店から取り寄せていました。
【焼肉道 中田博之代表】
「今、焼き野菜用で卸してもらっているが、このシイタケをキムチでできたら面白いんじゃないかと」
【鳥栖商業高校2年】
「切ってみると意外と歯ごたえが違ったり、香りも変わってくるので、シイタケって本当にすごいなと思った」
授業でマーケティングなどを学んでいたことで今回の企画に声がかかった生徒たち。
高校生の目線で、誰もが食べやすく、食感も生かせる大きさに決めました。
イカに近い食感で噛むとシイタケのうまみが広がり辛さとバランスよく合う「しいたけキムチ」の完成です。
「きょうはしいたけキムチ販売日です。みなさんが一緒に作ったしいたけキムチがどんなふうに売れるか勉強されてください」
生徒たちはこの日「しいたけキムチ」の初めての販売に臨みました。
【鳥栖商業高校2年】
「やっぱりちょっと緊張する面があるが、たくさん売れたら」
「鳥栖商業高校と共同開発で作りました。いかがですか~」
大きな声を出しながらイベント会場内を練り歩き熱心にPR。すると…
【購入した人】
「すごく楽しそうに宣伝を、ずっと回っていたので買ってみようかと思い。高校生の勉強にもなるし、新しい発想も企業にとっては刺激になると思う」
【マリーズハウス 田島真徳営業部長】
「学校独自の商品が他の農業高校や水産高校は持っているのに鳥栖商業がなかった。鳥栖商業が“まじ、おいしいキムチできたよ”と自信持って言えて楽しんでもらえる商品ができた」
商品は1パック800円で、この日準備した50パックはほぼ完売。
上々のスタートとなりました。
【blancheCafe 権藤洋子代表】
「大人は固定観念があるのでそれにとらわれすぎないよう高校生との調和を保ちながら、発想は高校生に任せて。すごく反響があったのでまだまだ頑張れる」
【鳥栖商業高校2年】
「自分も携われたことに感動というかうれしくなったので、関われてよかった。全国民に知ってほしい」
Q.鳥栖だけではなく?
「はいもちろん!」
鳥栖市内の事業者と高校生が共同で開発した「しいたけキムチ」、今後の広がりが注目されます。
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