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オスプレイ駐屯地 ”工事差し止め”仮処分で初「審尋」 九州防衛局はダンプカー土砂運搬で意見交換
2023/10/13 (金) 18:40

佐賀空港への自衛隊のオスプレイ配備計画に伴う駐屯地の建設工事をめぐり、地元の漁業者らが“工事の差し止め”を求めた仮処分の初の「審尋」が佐賀地裁で開かれました。
この仮処分は、オスプレイ配備計画に反対する地元の漁業者ら4人が、国を相手取り駐屯地の工事の差し止めを求めているものです。
13日は当事者から主張を聞く「審尋」が初めて開かれ、国側が意見を述べました。
駐屯地予定地をめぐり反対派は、「土地の所有権は“個々の漁業者”にあり、県有明海漁協に売却の権限はない。国と漁協との土地の売買契約は無効」と主張しています。これに対し、国は13日、「登記などの客観的な資料などから土地は“漁協の単独所有”。国は漁協から土地を買い受け、所有権を有効に取得した」と反論しました。
【防衛省地方協力局総務課 高津真企画監】
「我々はこれまでも適正な手続きをとって土地の購入をしたと思っている」
防衛省は2025年の6月末までにオスプレイの配備に最低限必要な工事を終える方針で、反対派は今後、工事の差し止めを求める民事訴訟も起こす予定です。
一方、九州防衛局は13日、ダンプカーによる土砂の運搬について、関係する自治体を集めた意見交換会を開きました。
この中で、九州防衛局はダンプカーによる交通渋滞や騒音・振動の調査結果を報告しました。
【九州防衛局調達部 植田良治次長】
「自治体からは『数値などを見る限り渋滞・騒音・振動については影響がないように見受けられるので引き続き定期的に情報を提供してほしい』と頂いた」
現在、ダンプカーは午前8時半から午後6時半までがのべ530台、午後6時半から午後10時までがのべ70台運行されています。
九州防衛局によりますと、6月の運行開始からこれまでに4件の事故が発生し1人がけがをしたということです。
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