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【独自】“非開門で解決” 国の基金案に漁協が賛同へ 「一番は有明海の再生」 諫早湾干拓事業【佐賀県】

2023/10/31 (火) 18:09

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諫早湾干拓事業をめぐり県有明海漁協が、「一番の要望は有明海の再生」として開門はしない国の基金案に近く賛同する方針で検討していることが分かりました。

国は31日、佐賀・福岡・熊本の3県の漁協や漁連の代表を集めた非公開の会合を開きました。
関係者によりますと、この中で国は3県の漁業団体に対し、“開門せずに100億円の基金で解決する”従来からの方針に文書で賛同するよう求めたということです。
これについて、福岡と熊本の漁連は「文書を出す」と回答。
一方、佐賀県有明海漁協の西久保組合長は「正式に“いいです”ときょうは言えないが前向きに考える」と応じました。
近く、国の方針に賛同することを念頭に、漁協の全ての支所を集めた会議を開き意見を聞くとしています。

【佐賀県有明海漁協 西久保敏組合長】
「一番の要望は有明海の再生。そこをしっかりしてもらえればということ」

Q.基本的には“非開門”で解決するしかない?
「裁判などが今までそういう流れでずっときている。しょうがない」

諫早湾干拓事業をめぐっては今年3月、最高裁の決定で司法判断が非開門に統一された一方、県有明海漁協はこれまで開門調査を求めていました。
国は今後、“開門せずに基金で解決する”方針について、3県の漁業団体の賛同を“後押し”として原告側との話し合いに臨みたい考えです。
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