2023/12/19 (火) 18:14

県立大学構想をめぐり、関連の予算案が委員会で否決されたことを受け、山口知事は19日、議会の議決に異議がある場合に再び議論を申し入れる「再議」を行う方針を明らかにしました。

【宮原真一委員長】
「賛成者少数により否決いたしました」

19日の県議会では県立大学の議案について、“説明不足”の指摘が相次ぎ賛成少数で否決された常任委員会の採決結果が報告されました。
県は今回の議会で構想の具体化を進める事業費800万円を盛り込んだ補正予算案を提出していましたが、最大会派の自民党は20日、事業費800万円を除いた修正案の提出を検討しています。

【山口知事】
「これからの佐賀県に、県立大はとても大事な機能だと確信しています。県立大構想費用を除外した修正案が可決となった時には再議を出す予定ですというのを申し上げたのが今の時点です」

山口知事はこのように述べ、議決に異議がある場合、再度議論を申し入れる「再議」を行う方針を示しました。
「再議」となった場合、修正案を可決するには過半数の議員の賛成から3分の2以上へとハードルが上がります。
佐賀県政史上初めてとなる異例の対応で、20日の採決に注目が集まっています。