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鳥栖両親殺人 当時19歳の男の控訴審が17日に福岡高裁審で始まる【佐賀県】

2024/01/16 (火) 18:09

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去年3月、鳥栖市で両親を殺害した当時19歳の男の控訴審が17日、福岡高裁で始まります。控訴審のポイントを解説でお伝えします。まずは事件や裁判のこれまでについて振り返ります。

去年3月、鳥栖市の閑静な住宅街で発生した両親殺人事件。
50代の父親と40代の母親の胸などを複数回刺し殺害したとして九州大学に通っていた当時19歳の長男が逮捕されました。
去年9月に裁判が始まり被告は動機について「幼いころから受けていた暴力や人格否定など父の仕打ちへの報復だった」と明かしました。

裁判で大きな争点となったのは、止めに入った母親まで複数回刃物で刺し殺害したこと。
検察側は「人を殺す行為だと分かっていながら刺した」として殺意が認められると主張。
一方、弁護側は「排除しようと刺したが殺意はなかった」として真逆の主張をしていました。
判決では「短時間のうちに4カ所もの致命的重傷を負わせている」と母親への殺意を認定し、「父への犯行は強い殺意に基づく執拗なもので計画性も認められる」などとして懲役28年の求刑に対し、懲役24年の判決を言い渡しました。
その後、弁護側は量刑を不服として控訴しました。

【アナウンサー】
ここからは事件発生時から取材をしている長島記者です。
【長島百花記者】
よろしくお願いします。

【アナウンサー】
あすから福岡高裁で控訴審が開かれるということですが争点はどうなるのでしょうか。
【長島百花記者】
被告側は控訴審で“量刑”を争う方針です。
被告の弁護士が12月12日に裁判所に提出した控訴趣意書によりますと一審判決は「父親から受けた虐待や虐待に起因する少年の人格特性、犯行がこれらの事情に決定的に影響を受けたことなどを何ら踏まえていない」と主張しています。

【アナウンサー】
他には何か量刑の判断に関わる内容はあるのでしょうか。
【長島百花記者】
弁護側は「妹に加え親族8人が嘆願書を提出し厳罰を望む者がただ一人として現れていない」などとして量刑不当を訴えています。

【アナウンサー】
ここまでは長島記者とお伝えしました。
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