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神埼市の内川市長逮捕 ふるさと納税入札審査で「地元を応援したい」など異例の挨拶【佐賀県】

2024/02/15 (木) 18:11

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ふるさと納税事業に関して官製談合防止法違反などの疑いで神埼市の内川市長ら4人が逮捕された事件で、逮捕された市長が入札の審査で、「地元を応援したい」などと異例の挨拶をしていたことがわかりました。入札には7社が参加していましたが、地元の事業者は同じく逮捕された会社役員の女の会社1社でした。

神埼市のふるさと納税事業を巡っては、入札の際、他社の企画提案書の内容を漏らしたなどとして、内川修治市長と事業を受託した会社役員の島由美子容疑者ら4人が官製談合防止法違反などの疑いで逮捕・送検されています。

この事件を巡って、内川容疑者は去年2月16日、入札締め切り時間の前後に2回自ら担当課に”情報を共有”するよう要望し、企画提案書を入手したということです。
内川容疑者は職員が返却を求める2月20日まで手元に企画提案書を置いたほか、本来明らかにされない企画の評価に当たる委員の名前も職員から聞き出していました。

市によりますと現時点で委員への市長の接触は確認されていないということですが、いずれも通常にはない対応で、周囲も不審に感じたということです。
また、企画提案を聞く審査では冒頭に、「地元を応援したい」「地元に税金を収めていただきたい」などと「地元」を強調する異例の挨拶をしていました。
入札した事業者は7社ありましたが、神埼市の事業者は島容疑者の会社のみでした。
島容疑者は市長と少なくとも20年以上の付き合いがあり、後援会の会計責任者も務めていました。

一方、関係者によりますと、島容疑者は上峰町でもふるさと納税関連の事業に携わっていたということです。
しかし、取引先に強引な交渉を持ちかけることもあったほか、容疑者自身も「町のやり方についていけない」とうまくいっておらず、2022年に内川容疑者が初当選した2カ月後には神埼市に会社を立ち上げて急速に接近していました。

今回の事件を受けて、神埼市議会は2月議会の一般質問を取りやめるなど波紋が広がっています。
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