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目玉記事に選んだのは「オスプレイ」弘学館中学・高等学校の新聞部の取り組みに密着【佐賀県】
2024/02/22 (木) 18:40

シリーズでお伝えしている「サガリサーチα」。今回は佐賀市の中高一貫校にある新聞部の取り組みです。今回、目玉記事に選んだのは佐賀県が抱える、ある国政課題。賛成派と反対派、それぞれの立場の大人を取材し3月の発行を目指して記事を作成しています。
【山邊悠希さん】
「この肯定派と反対派の最後(締め方)は?」
【中村朔さん】
「最後は平和で締めて、まとめみたいなところで両者にとっての平和って何なのかっていう形にしたい」
記事の内容について活発に議論する生徒たち。佐賀市金立町にある弘学館中学・高等学校の新聞部です。メンバーは中学生5人、高校生7人のあわせて12人。現在は3月発行する学内新聞を作成中です。
【中原慶部長】
Q.今回の目玉記事は?「オスプレイとか、そういう感じのことを大々的に校外にも活動しているので、そういうことをメインに記事にできたらいいなと思っている」
メインの記事に選んだのは、佐賀空港に配備予定の陸上自衛隊オスプレイの話題です。現在、空港西側では駐屯地の建設工事が急ピッチで進んでいます。
今回、オスプレイの記事を担当することになったのは、高校1年生の結城智奈さんと中学3年生の山邊悠希くんと中村朔くんの3人。取材先としてはオスプレイの賛成派と反対派、それに県の担当者を選びました。
賛成派として話を聞いたのは、3年前に発足した市民や議員などでつくる「オスプレイ誘致推進佐賀県民会議」です。
【中村朔さん】
「オスプレイは日本や世界にとってどういうメリットがあると思いますか」
【宮原会長】
「戦争をするためのオスプレイではなく、戦争をしないためのオスプレイ。時々聞くと思うけどそれが抑止力」
腕章をつけ、話を聞きながら真剣にメモを取る姿は若手記者のようです。取材する方もされる方も双方に熱が入り、予定時間を大幅に過ぎての終了となりました。
【山邊悠希さん】
「ネットとかで議論をするだけじゃなくて実際に行動している人たちから話を聞くというのは、自分で考えるきっかけにもなるので取材に行って本当によかった」
【中村朔さん】
「それぞれの共通しているところがあると思うので、そこを記事にして弘学館の生徒、そしていろんな方に発信していけたら」
翌日には反対派のもとへ。
【古賀初次さん】
「平和っていうのが一番大事じゃないかって思いますよね」
佐賀空港が立地する佐賀市川副町の住民らでつくる「オスプレイ反対住民の会」です。
前日に続く取材で、それぞれの主張を聞きながら3人が探っているのは、立場に隔たりはあるものの“何か共通しているものはないか”ということです。
【古賀初次さん】
「若い皆さんが関心を持って勉強されるのはすばらしいこと」
賛成派と反対派、双方の取材を終えたあと3人は1つのキーワードを見つけていました。
【3人のやりとり】
「今回の取材は本当平和がキーワードになりそうやん。平和嫌っている人本当にいないやろうし」
【結城智奈さん】
「結局両者が共存することになるだろうから、どっちかが何かしら妥協しあったりとかちゃんと納得できる形で結論づけられるものがあったらいいけど、そこが難しいというのが問題だから長引いているんだろうなと改めて感じた」
取材を終えると、今度は紙面の構成です。中高生の視点で熱い議論が交わされます。
【山邊悠希さん】
「この肯定派と反対派の最後(締め方)は?」
【中村朔さん】
「最後は平和で締めて、まとめみたいなところで両者にとっての平和って何なのかっていう形にしたい」
相反する立場を取り上げる場合に必要な“記事のバランス”についてのやりとりもありました。
【山邊悠希さん】
「反対派の人が語ってる絵(写真)、推進派が語っている絵(写真)」
【中村朔さん】
「それ必要?」
【山邊悠希さん】
「必要じゃない?あんだけ写真パシャパシャ撮っているんだから。反対派は載せたのに推進派は載せないのはまずすぎるでしょ」
賛成派と反対派、双方の立場を理解しながらどのような紙面を作るのか、中高生のジャーナリストたちが考える「平和」とは何か…完成に期待が高まります。
【尾崎先生】
「生徒たちの熱意で新聞を作っているところもありますので、ぜひインタビュー等に応じて下さった皆さんのためにも、3月中旬までに何とか記事を作り上げてお見せできるものにしていきたい」
【中村朔さん】
「オスプレイについて書きますよっていう見出しを付けて県庁の立場、推進派の立場、反対派の立場、推進派・反対派に共通していた平和っていうものは何なのかを詳しく書いていきたいと思っています」
【山邊悠希さん】
「この肯定派と反対派の最後(締め方)は?」
【中村朔さん】
「最後は平和で締めて、まとめみたいなところで両者にとっての平和って何なのかっていう形にしたい」
記事の内容について活発に議論する生徒たち。佐賀市金立町にある弘学館中学・高等学校の新聞部です。メンバーは中学生5人、高校生7人のあわせて12人。現在は3月発行する学内新聞を作成中です。
【中原慶部長】
Q.今回の目玉記事は?「オスプレイとか、そういう感じのことを大々的に校外にも活動しているので、そういうことをメインに記事にできたらいいなと思っている」
メインの記事に選んだのは、佐賀空港に配備予定の陸上自衛隊オスプレイの話題です。現在、空港西側では駐屯地の建設工事が急ピッチで進んでいます。
今回、オスプレイの記事を担当することになったのは、高校1年生の結城智奈さんと中学3年生の山邊悠希くんと中村朔くんの3人。取材先としてはオスプレイの賛成派と反対派、それに県の担当者を選びました。
賛成派として話を聞いたのは、3年前に発足した市民や議員などでつくる「オスプレイ誘致推進佐賀県民会議」です。
【中村朔さん】
「オスプレイは日本や世界にとってどういうメリットがあると思いますか」
【宮原会長】
「戦争をするためのオスプレイではなく、戦争をしないためのオスプレイ。時々聞くと思うけどそれが抑止力」
腕章をつけ、話を聞きながら真剣にメモを取る姿は若手記者のようです。取材する方もされる方も双方に熱が入り、予定時間を大幅に過ぎての終了となりました。
【山邊悠希さん】
「ネットとかで議論をするだけじゃなくて実際に行動している人たちから話を聞くというのは、自分で考えるきっかけにもなるので取材に行って本当によかった」
【中村朔さん】
「それぞれの共通しているところがあると思うので、そこを記事にして弘学館の生徒、そしていろんな方に発信していけたら」
翌日には反対派のもとへ。
【古賀初次さん】
「平和っていうのが一番大事じゃないかって思いますよね」
佐賀空港が立地する佐賀市川副町の住民らでつくる「オスプレイ反対住民の会」です。
前日に続く取材で、それぞれの主張を聞きながら3人が探っているのは、立場に隔たりはあるものの“何か共通しているものはないか”ということです。
【古賀初次さん】
「若い皆さんが関心を持って勉強されるのはすばらしいこと」
賛成派と反対派、双方の取材を終えたあと3人は1つのキーワードを見つけていました。
【3人のやりとり】
「今回の取材は本当平和がキーワードになりそうやん。平和嫌っている人本当にいないやろうし」
【結城智奈さん】
「結局両者が共存することになるだろうから、どっちかが何かしら妥協しあったりとかちゃんと納得できる形で結論づけられるものがあったらいいけど、そこが難しいというのが問題だから長引いているんだろうなと改めて感じた」
取材を終えると、今度は紙面の構成です。中高生の視点で熱い議論が交わされます。
【山邊悠希さん】
「この肯定派と反対派の最後(締め方)は?」
【中村朔さん】
「最後は平和で締めて、まとめみたいなところで両者にとっての平和って何なのかっていう形にしたい」
相反する立場を取り上げる場合に必要な“記事のバランス”についてのやりとりもありました。
【山邊悠希さん】
「反対派の人が語ってる絵(写真)、推進派が語っている絵(写真)」
【中村朔さん】
「それ必要?」
【山邊悠希さん】
「必要じゃない?あんだけ写真パシャパシャ撮っているんだから。反対派は載せたのに推進派は載せないのはまずすぎるでしょ」
賛成派と反対派、双方の立場を理解しながらどのような紙面を作るのか、中高生のジャーナリストたちが考える「平和」とは何か…完成に期待が高まります。
【尾崎先生】
「生徒たちの熱意で新聞を作っているところもありますので、ぜひインタビュー等に応じて下さった皆さんのためにも、3月中旬までに何とか記事を作り上げてお見せできるものにしていきたい」
【中村朔さん】
「オスプレイについて書きますよっていう見出しを付けて県庁の立場、推進派の立場、反対派の立場、推進派・反対派に共通していた平和っていうものは何なのかを詳しく書いていきたいと思っています」
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