2024/03/11 (月) 18:40

多久市のゴルフ場で心肺停止になった客に心臓マッサージをするなどして、命を救った兄弟らに消防から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは福岡市に住む鶴田智大さん・秋紀さん兄弟です。
今年1月、鹿島市の木下昭則さん66歳が多久市のゴルフ場、天山カントリークラブのロッカーで突然倒れ、心肺停止になりました。
近くにいた鶴田さん兄弟はすぐに心臓マッサージを開始、弟の秋紀さんは地元の消防団で救命講習を受けたばかりだったということです。

【鶴田智大さん・秋紀さん兄弟】
兄「弟が“誰か！”という感じで“人が倒れとう”って言って」
弟「頭の中は真っ白でひたすら胸骨圧迫をした」
【救助された木下昭則さん（66）】
「心肺蘇生してもらったおかげ。素早い対応をしていただいたから今がある」

また、消防に通報したりAEDを用意したりした天山カントリークラブにも感謝状が贈られました。

【天山カントリークラブ・新木弘海さん】
「現場に直面すると動揺してAEDを使うことはできなかった」

駆け付けた救急隊がAEDを使うと木下さんは心拍と呼吸を再開、その後、ドクターヘリで病院に搬送され、2月、無事退院したということです。