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神野公園 寄贈から100年が経ち大規模なリニューアルへ 再整備のポイントとは?【佐賀県】
2024/04/10 (水) 18:40
佐賀市の神野公園は、鍋島家から寄贈を受けてから100年が経ちました。この節目に、市は今年度再整備に向けて約2400万円を当初予算に盛り込むなど準備を進めています。市民の憩いの場であり続けるため、再整備のポイントとなることは。
【親子】
「4月だからこれとか、これが今から飛ぶんだって」
佐賀市の神野公園。1846年、佐賀藩の10代藩主、鍋島直正の別邸としてつくられましたが、その後、1923年に12代当主の鍋島直映が市へ寄贈しました。それから100年、こども遊園地や動物園、トンボ池がつくられ、利用者に親しまれ続けてきました。
【女の子】
「ハチ。すごい大きなハチがいた」
【男の子】
「ジェットコースターやブランコに乗った」
【女性】
「(小さい頃から)遊びにきていました。お年寄りから子供までみんな楽しめる場所」
【女性】
「1年中子供連れでもゆっくりできるし(家から)近い」
【佐賀市 坂井英隆市長】
「来年度(2024年度)はリニューアルに向けた実施設計に取りかかっていきたいと思っております」
佐賀市は寄贈から100年という節目を迎えたことなどを機に、公園の再整備計画を始め、今年度の当初予算に準備するための費用として2400万円を計上し、3年後の2027年度までに大規模なリニューアルを行う見通しです。
【佐賀市緑化推進課 豊田幸孝課長】
「歴史もあり、市民の皆様にとっても非常に親しみのある公園ということで整備をしていきたいと」
去年2月には、再整備に向けて検討委員会が発足。委員の1人で建築分野に詳しい佐賀大学の後藤隆太郎教授が「優先的な課題」と位置付けるのがトンボ池です。
【神野公園再整備検討委員会佐賀大学理工学部 後藤隆太郎教授】
「トンボ池はやっぱり市民に非常に親しまれている。佐賀のシンボルの1つであるトンボというコンテンツを、この公園で体験できるというのは、大きな価値かなと思います」
「トンボ池」は現代では貴重なトンボの生息地として1989年に佐賀市が「トンボ王国・さが」づくりの一環で整備。池には準絶滅危惧種を含む約30種のトンボが生息していると言われています。しかし、近年は施設の老朽化が顕著に。
市は橋を改修すると共に、自然と触れ合える場所にしたいと考えています。
【佐賀市 豊田課長】
「もう少し歩きやすくまた水辺に近づきやすいような形で、いろいろな自然や生物を体験していただけるのではないか。(トンボ池を)存続して整備していきたい」
課題は他にも。
【リポート・波佐間崇晃】
「南側の駐車場は遊園地の隣りということもあり、駐車スペースは全て埋まっています」
園内に駐車場は6カ所ありますが、それぞれのスペースは限られていて、特に遊園地に近い南側に集中する傾向があります。
【女性】
「(駐車場が)ちょこちょこ分かれているので、分かりやすく表示してあったらいいかなと思います」
今後市は案内板の設置を検討しています。また、園内にトイレは5カ所ありますが、いずれも和式しかありません。
【佐賀市 豊田課長】
「和便器が利用しづらいというお声がありますので、洋式化とバリアフリー化は今回の整備ではまずやらないといけないこと」
【後藤教授】
「安全上の問題や、維持管理のコスト・労力の問題も考えると、この機会に整理してすっきりして、使いやすい楽しい公園にバージョンアップしていくのは非常に大事なこと」
佐賀市や検討委員会は、4月から5月にかけて市民から意見を募ったうえで、現地の測量などを行い、来年の夏ごろには工事に着手したい考えです。
【来園者】
「あって当たり前という感じかな。いまだに」
100年に渡り、憩いの場として親しまれてきた神野公園。利用者の声に耳を傾けながら、その価値を生かした運用が求められます。
【親子】
「4月だからこれとか、これが今から飛ぶんだって」
佐賀市の神野公園。1846年、佐賀藩の10代藩主、鍋島直正の別邸としてつくられましたが、その後、1923年に12代当主の鍋島直映が市へ寄贈しました。それから100年、こども遊園地や動物園、トンボ池がつくられ、利用者に親しまれ続けてきました。
【女の子】
「ハチ。すごい大きなハチがいた」
【男の子】
「ジェットコースターやブランコに乗った」
【女性】
「(小さい頃から)遊びにきていました。お年寄りから子供までみんな楽しめる場所」
【女性】
「1年中子供連れでもゆっくりできるし(家から)近い」
【佐賀市 坂井英隆市長】
「来年度(2024年度)はリニューアルに向けた実施設計に取りかかっていきたいと思っております」
佐賀市は寄贈から100年という節目を迎えたことなどを機に、公園の再整備計画を始め、今年度の当初予算に準備するための費用として2400万円を計上し、3年後の2027年度までに大規模なリニューアルを行う見通しです。
【佐賀市緑化推進課 豊田幸孝課長】
「歴史もあり、市民の皆様にとっても非常に親しみのある公園ということで整備をしていきたいと」
去年2月には、再整備に向けて検討委員会が発足。委員の1人で建築分野に詳しい佐賀大学の後藤隆太郎教授が「優先的な課題」と位置付けるのがトンボ池です。
【神野公園再整備検討委員会佐賀大学理工学部 後藤隆太郎教授】
「トンボ池はやっぱり市民に非常に親しまれている。佐賀のシンボルの1つであるトンボというコンテンツを、この公園で体験できるというのは、大きな価値かなと思います」
「トンボ池」は現代では貴重なトンボの生息地として1989年に佐賀市が「トンボ王国・さが」づくりの一環で整備。池には準絶滅危惧種を含む約30種のトンボが生息していると言われています。しかし、近年は施設の老朽化が顕著に。
市は橋を改修すると共に、自然と触れ合える場所にしたいと考えています。
【佐賀市 豊田課長】
「もう少し歩きやすくまた水辺に近づきやすいような形で、いろいろな自然や生物を体験していただけるのではないか。(トンボ池を)存続して整備していきたい」
課題は他にも。
【リポート・波佐間崇晃】
「南側の駐車場は遊園地の隣りということもあり、駐車スペースは全て埋まっています」
園内に駐車場は6カ所ありますが、それぞれのスペースは限られていて、特に遊園地に近い南側に集中する傾向があります。
【女性】
「(駐車場が)ちょこちょこ分かれているので、分かりやすく表示してあったらいいかなと思います」
今後市は案内板の設置を検討しています。また、園内にトイレは5カ所ありますが、いずれも和式しかありません。
【佐賀市 豊田課長】
「和便器が利用しづらいというお声がありますので、洋式化とバリアフリー化は今回の整備ではまずやらないといけないこと」
【後藤教授】
「安全上の問題や、維持管理のコスト・労力の問題も考えると、この機会に整理してすっきりして、使いやすい楽しい公園にバージョンアップしていくのは非常に大事なこと」
佐賀市や検討委員会は、4月から5月にかけて市民から意見を募ったうえで、現地の測量などを行い、来年の夏ごろには工事に着手したい考えです。
【来園者】
「あって当たり前という感じかな。いまだに」
100年に渡り、憩いの場として親しまれてきた神野公園。利用者の声に耳を傾けながら、その価値を生かした運用が求められます。
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