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「ギャンブル依存症」社会復帰目指す当事者とその家族たちを取材≪後編≫【佐賀県】
2024/07/30 (火) 18:22

【家族の会定例会】
「年金をもう息子に全部渡しました、すると3日で全部使ってしまい今毎日の無心に困ってます」
ギャンブル依存症家族の会佐賀。
月に1回家族会を開いていて、当事者の家族たちが自らの経験や悩みを打ち明けます。
【家族の会定例会】
「優しく言ったり、涙ながら言ったり怒って言ったり色々やったんですけど、通じ合えないんですよ、家族は家族でしか通じ合えないし、本人はその当事者の声だけはめちゃくちゃ響く」
【全国ギャンブル依存症家族の会理事 村田麿美さん】
「本人が本当に困らないと回復の道にはつながらない、そのためには家族が手を引く、これが苦しい」
6年前に家族の会佐賀を佐賀市に住む仲間と立ち上げた村田さんも愛する家族を突き放す辛さを経験した一人です。
【全国ギャンブル依存症家族の会理事 村田麿美さん】
「お金の使い方をちゃんと教えなかった私が悪いんだって思ってしまった。金銭感覚を養わなきゃいけないって思って金銭管理を始めました」
村田さんはギャンブルの資金目当てに家庭内で窃盗を繰り返す大学生の息子のお金を管理しますが…
【全国ギャンブル依存症家族の会理事 村田麿美さん】
「家族が集まる自助グループに私が初めて参加した時に、“金銭管理も意味がないよ、まずは息子さん本人に責任を返さなきゃ”って言われました。」
ギャンブル依存症では家族や周囲の支援が逆効果になることもあると医師も話します。
【さがセレニティクリニック 山田幸子院長】
「借金を解決してあげるから2度とやりなさんなっていうふうにするのが実は1番良くない、まず専門のところに相談をすることが一番重要」
県によりますと1年間でギャンブル依存症が疑われる人が県内に1.2万人いるとされる中、病院の受診や相談窓口を利用した人はわずか160人あまり。
人知れず悩みを抱える当事者や家族は少なくありません。
【全国ギャンブル依存症家族の会理事 村田麿美さん】
「家族の絆というのがすごく深くて強い、佐賀の人達って。だからこそ自分たちで何とか解決しなきゃ、そうして問題が長引く傾向があるのかな」
まずは当事者の家族が問題を抱え込まず、悩む仲間と“つながる”ことが解決への近道です。
【全国ギャンブル依存症家族の会理事 村田麿美さん】
「恥でもなんでもないわけだから家族は困ったなこれどういうことだろうと思ったときに必ず相談していただきたい」
回り道もあった村田さんですが、ようやく我が子の回復を今は実感しています。
【全国ギャンブル依存症家族の会理事 村田麿美さん】
「息子は自分がギャンブル依存症だっていうことを面接の時に伝えて、その経験は面白いなっていうことで、今社員として働いてる」
県は依存症に悩む本人、そして家族もまずは精神保健福祉センターまで電話を、と呼びかけています。
「年金をもう息子に全部渡しました、すると3日で全部使ってしまい今毎日の無心に困ってます」
ギャンブル依存症家族の会佐賀。
月に1回家族会を開いていて、当事者の家族たちが自らの経験や悩みを打ち明けます。
【家族の会定例会】
「優しく言ったり、涙ながら言ったり怒って言ったり色々やったんですけど、通じ合えないんですよ、家族は家族でしか通じ合えないし、本人はその当事者の声だけはめちゃくちゃ響く」
【全国ギャンブル依存症家族の会理事 村田麿美さん】
「本人が本当に困らないと回復の道にはつながらない、そのためには家族が手を引く、これが苦しい」
6年前に家族の会佐賀を佐賀市に住む仲間と立ち上げた村田さんも愛する家族を突き放す辛さを経験した一人です。
【全国ギャンブル依存症家族の会理事 村田麿美さん】
「お金の使い方をちゃんと教えなかった私が悪いんだって思ってしまった。金銭感覚を養わなきゃいけないって思って金銭管理を始めました」
村田さんはギャンブルの資金目当てに家庭内で窃盗を繰り返す大学生の息子のお金を管理しますが…
【全国ギャンブル依存症家族の会理事 村田麿美さん】
「家族が集まる自助グループに私が初めて参加した時に、“金銭管理も意味がないよ、まずは息子さん本人に責任を返さなきゃ”って言われました。」
ギャンブル依存症では家族や周囲の支援が逆効果になることもあると医師も話します。
【さがセレニティクリニック 山田幸子院長】
「借金を解決してあげるから2度とやりなさんなっていうふうにするのが実は1番良くない、まず専門のところに相談をすることが一番重要」
県によりますと1年間でギャンブル依存症が疑われる人が県内に1.2万人いるとされる中、病院の受診や相談窓口を利用した人はわずか160人あまり。
人知れず悩みを抱える当事者や家族は少なくありません。
【全国ギャンブル依存症家族の会理事 村田麿美さん】
「家族の絆というのがすごく深くて強い、佐賀の人達って。だからこそ自分たちで何とか解決しなきゃ、そうして問題が長引く傾向があるのかな」
まずは当事者の家族が問題を抱え込まず、悩む仲間と“つながる”ことが解決への近道です。
【全国ギャンブル依存症家族の会理事 村田麿美さん】
「恥でもなんでもないわけだから家族は困ったなこれどういうことだろうと思ったときに必ず相談していただきたい」
回り道もあった村田さんですが、ようやく我が子の回復を今は実感しています。
【全国ギャンブル依存症家族の会理事 村田麿美さん】
「息子は自分がギャンブル依存症だっていうことを面接の時に伝えて、その経験は面白いなっていうことで、今社員として働いてる」
県は依存症に悩む本人、そして家族もまずは精神保健福祉センターまで電話を、と呼びかけています。
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