2024/12/20 (金) 18:40

SNSを利用した犯罪に学生が巻き込まれないよう、佐賀大学のキャンパスで警察などが被害防止を呼びかけました。

【女子大生役】
「1000万円の利益が出たので全額取り出したいです」
【犯人役】
「お早速引っかかったな、やっぱり大学生はお金がほしいんだろうなあ」

この啓発活動は、学生が急増するSNSを利用した犯罪の加害者や、被害者になることを防ごうと、佐賀大学のキャンパスで行われたものです。
県警や佐賀市の職員が闇バイトや詐欺の手口を紹介するチラシを配りながら、“闇バイトに応募しないで”と呼びかけました。

【佐賀市市民生活部生活安全課 中島勇生課長】
「もし何かありましたらですね、すぐ警察の方に躊躇なく連絡相談していただきたいという風に思います」

また県警音楽隊がSNS型投資詐欺をテーマにした寸劇と合わせ、演奏を披露するなどし、多くの学生が足を止め演奏に聞き入っていました。
学生たちにどのような対策をしているのか聞きました。

【大学2年生】
「家ではチェーンまでかけるようになりました」
「バイト遅くまでやったら怖いから10時までとかにしたり」
「労働にあってないような時給のバイトとかも絶対におかしいなと思って避けるようにしています」
【大学1年生】
「ちょっと友達の付き合いは大事かなみたいな、結構ちょっと危ない人もいるかもしれないんで」

一方県内では、佐賀市の40代男性がSNS上で見た投資サイトにアクセスし、11月15日から、12月3日にかけて投資名目で現金など約470万円をだまし取られる詐欺被害が発生しています。

また、佐賀県では今年9月から客引きの規制を強化していて、学生たちにアルバイトとして客引きをしないよう呼びかけるとともに、客引きをする店を利用しないよう呼びかけていました