佐賀のニュース
廃棄される"化粧品"を集め ひとり親家庭などに届けるプロジェクト発足【佐賀県】
2025/02/06 (木) 18:40

商品の入れ替えなどで廃棄される化粧品を集め、県内のひとり親家庭などに届けるプロジェクトが発足しました。
この取り組みは約40社の化粧品メーカーなどから余剰在庫の寄付を受け、経済的な事情で化粧品に手が届かない家庭に県内の支援団体を通して届けるプロジェクトです。
以前からこの取り組みを続けている一般社団法人「バンクフォースマイルズ」と、県や支援団体などが協力して行うもので、都道府県では初めての試みだということです。
対象は、ひとり親家庭など県内の支援団体から支援を受けている約千世帯で、メイクアップ商品のほかスキンケアやヘアケア商品など10個ほどのセットを、年に2回、合わせて2000セット届ける見込みです。
県は唐津市や玄海町などで自然由来の化粧品の原料の供給地を目指す“コスメティック構想”の一環としてこの活動を支援し、梱包作業の委託や広報活動を行うということです。
【バンクフォースマイルズ 山田メユミ代表理事】
「多くの人の少しずつの力を借りれることがこの活動を無理なくサステナブルに継続していけることに繋がるので、そういった意味では本当に良い取り組みを始めてもらえたなとありがたく感じている」
団体は基金を立ち上げていて、この活動を長く続けてきたいとしています。
【キャスター】
ここからは取材した長島記者とお伝えします。よろしくお願いします。
【長島記者】
よろしくお願いします。
【キャスター】
ひとり親家庭などへの支援はさまざまある中で、なぜ今回化粧品の提供なのでしょうか?
【長島記者】
背景には支援を受けている人のほとんどが生活していくことで精一杯で自分に使うお金も時間もないという現状があります。支援団体によりますと「就職先を探す際、選択肢に接客業が多く身なりを整えなければならないが化粧品がなくて困った」、「高校生の娘に欲しいと言われたが買ってあげられなかった」といった声をたくさん聞くそうなんです。スキンケアのほかメイク用品やヘアケアと積み重なると金額も大きくなるので、経済的な支援につながるほか気持ちの面でも支えていく活動になっています。
【キャスター】
お母さんの表情や気持ちが明るくなると子供たちにとっても良い影響がありそうですね。
年間2000セットの提供を見込んでいるということでかなりの量になると思うのですが梱包や発送の作業はどのようにするのでしょうか?
【長島記者】
梱包、そして発送の作業は県が県内の障害者就労施設に委託して行います。こちらはその様子です。複雑な作業がなく新たな雇用のチャンスにもなるということで、事業所の担当者はとてもありがたいと話していました。このあとこども宅食や社会福祉協議会などの県内の支援団体に発送し、必要としている人へ提供されます。
【キャスター】
そもそも、化粧品の余剰在庫というのはそんなにたくさんあるんですか?
【長島記者】
県やバンクフォースマイルズによりますと、実は出荷された化粧品、コスメの2割ほどは品質に問題はないのに廃棄されているそうなんです。というのも、コスメは新商品や季節物の登場が多く頻繁に商品の入れ替えがあるのですが、その一方で、リサイクルするのが非常に難しい商材のため、使用期限はまだまだあるのに売り場から下げられた“行き場のないコスメ”がどうしても出てしまうそうです。
【キャスター】
コスメ業界にはそんな課題があったんですね。廃棄にもお金はかかるでしょうし、せっかく研究を重ねてつくったものが使われないままなのも悲しいですよね。
【長島記者】
そうですよね。そういった現状を踏まえてこのプロジェクトは必要な人へコスメが届けられるだけではなく、業界が抱える課題へのアプローチにもなるのではないかと期待されています。
【キャスター】
ここまでは長島記者とお伝えしました。
この取り組みは約40社の化粧品メーカーなどから余剰在庫の寄付を受け、経済的な事情で化粧品に手が届かない家庭に県内の支援団体を通して届けるプロジェクトです。
以前からこの取り組みを続けている一般社団法人「バンクフォースマイルズ」と、県や支援団体などが協力して行うもので、都道府県では初めての試みだということです。
対象は、ひとり親家庭など県内の支援団体から支援を受けている約千世帯で、メイクアップ商品のほかスキンケアやヘアケア商品など10個ほどのセットを、年に2回、合わせて2000セット届ける見込みです。
県は唐津市や玄海町などで自然由来の化粧品の原料の供給地を目指す“コスメティック構想”の一環としてこの活動を支援し、梱包作業の委託や広報活動を行うということです。
【バンクフォースマイルズ 山田メユミ代表理事】
「多くの人の少しずつの力を借りれることがこの活動を無理なくサステナブルに継続していけることに繋がるので、そういった意味では本当に良い取り組みを始めてもらえたなとありがたく感じている」
団体は基金を立ち上げていて、この活動を長く続けてきたいとしています。
【キャスター】
ここからは取材した長島記者とお伝えします。よろしくお願いします。
【長島記者】
よろしくお願いします。
【キャスター】
ひとり親家庭などへの支援はさまざまある中で、なぜ今回化粧品の提供なのでしょうか?
【長島記者】
背景には支援を受けている人のほとんどが生活していくことで精一杯で自分に使うお金も時間もないという現状があります。支援団体によりますと「就職先を探す際、選択肢に接客業が多く身なりを整えなければならないが化粧品がなくて困った」、「高校生の娘に欲しいと言われたが買ってあげられなかった」といった声をたくさん聞くそうなんです。スキンケアのほかメイク用品やヘアケアと積み重なると金額も大きくなるので、経済的な支援につながるほか気持ちの面でも支えていく活動になっています。
【キャスター】
お母さんの表情や気持ちが明るくなると子供たちにとっても良い影響がありそうですね。
年間2000セットの提供を見込んでいるということでかなりの量になると思うのですが梱包や発送の作業はどのようにするのでしょうか?
【長島記者】
梱包、そして発送の作業は県が県内の障害者就労施設に委託して行います。こちらはその様子です。複雑な作業がなく新たな雇用のチャンスにもなるということで、事業所の担当者はとてもありがたいと話していました。このあとこども宅食や社会福祉協議会などの県内の支援団体に発送し、必要としている人へ提供されます。
【キャスター】
そもそも、化粧品の余剰在庫というのはそんなにたくさんあるんですか?
【長島記者】
県やバンクフォースマイルズによりますと、実は出荷された化粧品、コスメの2割ほどは品質に問題はないのに廃棄されているそうなんです。というのも、コスメは新商品や季節物の登場が多く頻繁に商品の入れ替えがあるのですが、その一方で、リサイクルするのが非常に難しい商材のため、使用期限はまだまだあるのに売り場から下げられた“行き場のないコスメ”がどうしても出てしまうそうです。
【キャスター】
コスメ業界にはそんな課題があったんですね。廃棄にもお金はかかるでしょうし、せっかく研究を重ねてつくったものが使われないままなのも悲しいですよね。
【長島記者】
そうですよね。そういった現状を踏まえてこのプロジェクトは必要な人へコスメが届けられるだけではなく、業界が抱える課題へのアプローチにもなるのではないかと期待されています。
【キャスター】
ここまでは長島記者とお伝えしました。
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