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酷暑に備えて 栄の国まつりは前倒し 職場の熱中症対策義務化で建設現場は【佐賀県】
2025/06/05 (木) 18:19

新たな熱中症対策の話題です。気象台が発表した8月までの3カ月予報では九州北部の気温は平年よりも高く今年も猛暑となる見込みです。一方、本格的に気温が上がる前のこの時期から熱中症のリスクを少しでも減らそうと、さまざまな対策が始まっています。
先週末、佐賀市で開催された「佐賀城下栄の国まつり」。
例年、8月に開催される真夏の恒例イベントでしたが、熱中症対策として初めて、2か月ほど前倒しとなりました。
【子供】
「すごく音がでかくてうれしかった」
「楽しかったです」
恒例の花火に加えドローンショーもあり、2日間で去年よりも多い25万5千人が訪れました。
「沿道からのご声援よろしく願いします」
日中の最高気温が38℃に迫るほどの酷暑となった去年と比べ、今年はこどもみこしや吹奏楽のパレードなど子供の参加が増えたといいます。
【女の子】
「ダンスを踊りにきました。楽しく踊れた。」
Q.去年に比べてどう?
「少し涼しい」
【母親】
「今年の方が涼しいので毎年今くらいがいいです」
「もうちょっと、もうちょっと早くてもいい」
参加者からも好評の前倒し開催。
一方で、来場者の中には冷たいかき氷や手持ちのファンで涼む人も。それもそのはず、この日は・・・
【野口リポート】
「きょう佐賀市では今年に入ってはじめて30℃を超えて真夏日になったということです」
【熊本からのよさこい参加者】
「暑いですね。変わらない暑さではあるんですけど熱中症にならないように気をつけてみんなで取り組めたらな、と思ってます」
今年の2日間熱中症の症状により救護対応された人は2人で、去年の14人と比べ大幅に減少。
昼間でも浴衣姿で会場をめぐるなど夏らしさも味わいながら楽しめる2日間となったようです。
【みこしのパレード参加者】
「去年めちゃくちゃ暑かったんですよ水分補給しないと倒れるくらいに暑かったので本当今年は全然涼しくてですね。やりやすい気候でしていただいて良かったなと思いますね。前倒し本当に私は良かったと思います。」
一方、夏本番を前に対策が急務となっている現場も…
【中野建設 小野友好現場統括】
「6月1日から周知しております熱中症対策の強化ということでですね…」
佐賀市のマンションの建設現場。屋外の作業が続くこちらでは気温や湿度、日差しの強さなどをもとにしたいわゆる「暑さ指数」を示す温度計が目立つ場所に設置されました。
【中野建設 小野友好現場統括】
「こちらの方がWBGT(暑さ指数)の気温とこちらが外気温、こちらが湿度というところでここでランプが点滅するような形をとっております。現状はほぼ安全というところでですね」
6月1日から職場の熱中症対策が義務化となり、対策を怠った場合、6カ月以下の拘禁刑、または50万円以下の罰金が科されます。
背景にあるのが熱中症による労働災害の増加です。
【現場作業員】
「ちょっと自分も8月のお盆前に倒れてですね。熱中症になってから、汗が止まらない状態で。前触れはあったんですけどね」
県内では去年前の年より180人ほど多い1000人を超える人が熱中症で搬送され職場で熱中症になる人も増加傾向です。
【佐賀労働局 小林克之健康安全課長】
「佐賀労働局の管内での(熱中症の)労災の認定件数というのが昨年度167件ということでですね過去10年間で最も多い件数になったんですけれども」
全国でも建設業や製造業などを中心に過去最多となる1257人が熱中症になり31人が亡くなりました。
【中野建設 小野友好現場統括】
「同じチームでやっていますので、体調悪いか悪くないか声かけ運動をですね周知確認と合わせてやっていきましょう」
中野建設では今回の義務化に合わせ、独自の記録表を取り入れ暑さ指数と服装でリスクレベルを判定、従業員の対応を細かく決めています。
また、休憩室には経口補水液や氷、体温計などを備えるほか、掲示で熱中症対策を意識づけ声かけの徹底で重症化する前の早期発見を目指しています。
【中野建設 小野友好現場統括】
「どうしても過酷な現場となるところがございますので、重点的にダブルチェックをしながらというところで対策を取っている」
先週末、佐賀市で開催された「佐賀城下栄の国まつり」。
例年、8月に開催される真夏の恒例イベントでしたが、熱中症対策として初めて、2か月ほど前倒しとなりました。
【子供】
「すごく音がでかくてうれしかった」
「楽しかったです」
恒例の花火に加えドローンショーもあり、2日間で去年よりも多い25万5千人が訪れました。
「沿道からのご声援よろしく願いします」
日中の最高気温が38℃に迫るほどの酷暑となった去年と比べ、今年はこどもみこしや吹奏楽のパレードなど子供の参加が増えたといいます。
【女の子】
「ダンスを踊りにきました。楽しく踊れた。」
Q.去年に比べてどう?
「少し涼しい」
【母親】
「今年の方が涼しいので毎年今くらいがいいです」
「もうちょっと、もうちょっと早くてもいい」
参加者からも好評の前倒し開催。
一方で、来場者の中には冷たいかき氷や手持ちのファンで涼む人も。それもそのはず、この日は・・・
【野口リポート】
「きょう佐賀市では今年に入ってはじめて30℃を超えて真夏日になったということです」
【熊本からのよさこい参加者】
「暑いですね。変わらない暑さではあるんですけど熱中症にならないように気をつけてみんなで取り組めたらな、と思ってます」
今年の2日間熱中症の症状により救護対応された人は2人で、去年の14人と比べ大幅に減少。
昼間でも浴衣姿で会場をめぐるなど夏らしさも味わいながら楽しめる2日間となったようです。
【みこしのパレード参加者】
「去年めちゃくちゃ暑かったんですよ水分補給しないと倒れるくらいに暑かったので本当今年は全然涼しくてですね。やりやすい気候でしていただいて良かったなと思いますね。前倒し本当に私は良かったと思います。」
一方、夏本番を前に対策が急務となっている現場も…
【中野建設 小野友好現場統括】
「6月1日から周知しております熱中症対策の強化ということでですね…」
佐賀市のマンションの建設現場。屋外の作業が続くこちらでは気温や湿度、日差しの強さなどをもとにしたいわゆる「暑さ指数」を示す温度計が目立つ場所に設置されました。
【中野建設 小野友好現場統括】
「こちらの方がWBGT(暑さ指数)の気温とこちらが外気温、こちらが湿度というところでここでランプが点滅するような形をとっております。現状はほぼ安全というところでですね」
6月1日から職場の熱中症対策が義務化となり、対策を怠った場合、6カ月以下の拘禁刑、または50万円以下の罰金が科されます。
背景にあるのが熱中症による労働災害の増加です。
【現場作業員】
「ちょっと自分も8月のお盆前に倒れてですね。熱中症になってから、汗が止まらない状態で。前触れはあったんですけどね」
県内では去年前の年より180人ほど多い1000人を超える人が熱中症で搬送され職場で熱中症になる人も増加傾向です。
【佐賀労働局 小林克之健康安全課長】
「佐賀労働局の管内での(熱中症の)労災の認定件数というのが昨年度167件ということでですね過去10年間で最も多い件数になったんですけれども」
全国でも建設業や製造業などを中心に過去最多となる1257人が熱中症になり31人が亡くなりました。
【中野建設 小野友好現場統括】
「同じチームでやっていますので、体調悪いか悪くないか声かけ運動をですね周知確認と合わせてやっていきましょう」
中野建設では今回の義務化に合わせ、独自の記録表を取り入れ暑さ指数と服装でリスクレベルを判定、従業員の対応を細かく決めています。
また、休憩室には経口補水液や氷、体温計などを備えるほか、掲示で熱中症対策を意識づけ声かけの徹底で重症化する前の早期発見を目指しています。
【中野建設 小野友好現場統括】
「どうしても過酷な現場となるところがございますので、重点的にダブルチェックをしながらというところで対策を取っている」
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