2025/08/31 (日) 17:00

任期満了に伴う多久市長選挙が告示され、現職と新人のあわせて３人による選挙戦がスタートしました。

多久市長選挙に立候補しているのは、届け出順にいずれも無所属で８期目を目指す現職の横尾俊彦（よこお・としひこ）さん６９歳、新人で元多久市議会議員の香月正則（かつき・まさのり）さん５３歳、新人で２度目の挑戦となる元派遣社員の副島満（そえじま・みつる）さん６７歳の３人です。

【無所属・現職 横尾俊彦候補】「財政がなかなか見通しがきかないような時代になってまいりました。その難局をどう越えていくのか」「大変な時代だからこそ、私に任せていただきたい、これまでの経験を遺憾なく発揮し、皆さんと共に新しい時代を拓いてまいりたいと思います」
【無所属・新人 香月正則候補】「消滅可能性自治体と言われ、この多久市は１０年前にそう言われました。それからどうでしょうか、まだそれから抜け出せない。それはなぜか、そこにしっかり手を打ってこなかったからだ、そう思う。私はそこから脱せさせるそのためにも頑張っていきたいというふうに思います」
【無所属・新人 副島満候補】「若い人たちの人口流出を止めていきたいと思っています。高校を出てから他の土地の大学へ進んだりする場合、市として特別な奨学金を発行して、３０歳くらいにまでには多久に戻ってこられるようなそういった仕組みを作っていきたいと思います」

市は止まらない人口減少対策や子育て支援、産業振興などが課題となっているほか、７期２８年と長期にわたる現市政への評価が争点のひとつとなっています。８月３０日時点の多久市内の選挙人名簿登録者数は１万４８６４人です。
多久市長選挙の投開票は９月７日に行われます。