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カササギが2008年の“半分以下”に... 原因は都市化に加えカラス増加か【佐賀県】
2026/03/05 (木) 18:21
佐賀県の鳥、カササギ。カチガラスとも呼ばれ親しまれていますが、近年、その数が減っています。原因などを調査していた佐賀大学の大学院生らが2年間にわたる研究の成果を報告しました。
【土屋さん】
「巣の密度ごとに色分けしたものになります。黒が巣が0個、まず、黒の場所が一段と増えているなという印象で特に山側とかはだいぶ黒くなって1個も巣が無いような状態になっています」
地図を使って示しているのは減少が課題となっているカササギの生息数。
3月、佐賀市で開かれた生息調査の報告会です。
説明しているのは佐賀大学の大学院2年生土屋佳央さんと約50年前の佐賀大学の卒業生でカササギ研究を続ける佛坂安恵さんです。
白と黒のコントラストが美しく、佐賀県で昔から親しまれてきたカササギ。
2月ごろから巣を作り7月ごろまでに巣立ちを迎えます。
土屋さんはおととしから2年間、県内の生息地を回って巣やヒナの巣立ちを数え減少の原因を探ってきました。
【佛坂さん】
「集落の中の木々がずっと減ってるということですね。農家の環境とかそういうのが変わってきている」
【土屋さん】
「街中の住宅とかになるとやっぱり家庭菜園とかもないですし木も植わってないので巣立った後に移動する木もないしエサ場もない」
調査には2008年に同様の調査をした佛坂さんが協力しています。
【佛坂さん】
「カササギの巣があったら地図にチェックを入れていくんです。そのチェックのところをふと見たらですね、なんとカラスがいるんです。おかしいな、と思ったら乗っ取られているんです。そういったことがたびたびありました」
当時の調査結果を紹介した佛坂さん。
ササギの減少には環境の変化だけではなく、天敵のカラスの増加も大きく影響しているのではと話します。
続いては土屋さんの研究成果の報告です。
【土屋さん】
「結果なんですけど、左の濃ゆい色が佛坂さんが調べた時で右が私が2025年に調査した結果になります。まず佐賀は1/3、小城は1/2、神埼は1/8、筑後川は1/4に減少していました」
土屋さんが調査した地域すべてでカササギの巣の密度は下がっていて全体では17年前の2008年と比べ半分以下にまで減っていました。
その減少は段階的に進んでいくと土屋さんは考えています。
【土屋さん】
「まず密度が高い時から密度が低くなるまでの間というのは都市化に伴う生息地の変化、土地の使い方が変わってしまったことが原因で巣の密度がかなり下がってしまった。その後、第2段階ではやっぱり密度が下がるとカラスなどの干渉が入って集団での防衛ができなくなって最終的にそこにいるカササギがいなくなってしまっているのでは」
日本野鳥の会佐賀県支部が開いたこの報告会には会場に入りきらないほど人が訪れ、熱心にメモを取りながら報告に聞き入っていました。
中には、高校生の姿も。
【佐賀市の高校1年生】
「カササギについて減少傾向というのはネットでよく調べて知っていたんですけどそれの背景についても詳しく知れたので改めて来て良かったなと感じました」
野鳥の会の宮原明幸代表は土屋さんが残した研究成果を今後の保護活動に生かしていきたいと話します。
【日本野鳥の会佐賀県支部 宮原明幸代表】
「守る上にはやっぱり地域の人たち皆さんのご理解がないとなかなか守っていけないものですから今後についてはその辺の活動もやっていかなければいけないと思っています」
2年間の調査を終え研究も一区切りの土屋さん。
卒業後は就職で佐賀を離れる可能性が高いとのことですが今後も調査を続け後輩にもアドバイスしていきたいと言います。
【土屋さん】
「完全に解明できたわけではないんですけど減少している要因について考察することができたので非常に有意義な2年間だったかなと思います。最後に地域の方に自分の研究成果を聞いてもらえてそしてカササギをもっと大切にしようという気持ちを高められたのかなというのをすごく嬉しく感じています」
【土屋さん】
「巣の密度ごとに色分けしたものになります。黒が巣が0個、まず、黒の場所が一段と増えているなという印象で特に山側とかはだいぶ黒くなって1個も巣が無いような状態になっています」
地図を使って示しているのは減少が課題となっているカササギの生息数。
3月、佐賀市で開かれた生息調査の報告会です。
説明しているのは佐賀大学の大学院2年生土屋佳央さんと約50年前の佐賀大学の卒業生でカササギ研究を続ける佛坂安恵さんです。
白と黒のコントラストが美しく、佐賀県で昔から親しまれてきたカササギ。
2月ごろから巣を作り7月ごろまでに巣立ちを迎えます。
土屋さんはおととしから2年間、県内の生息地を回って巣やヒナの巣立ちを数え減少の原因を探ってきました。
【佛坂さん】
「集落の中の木々がずっと減ってるということですね。農家の環境とかそういうのが変わってきている」
【土屋さん】
「街中の住宅とかになるとやっぱり家庭菜園とかもないですし木も植わってないので巣立った後に移動する木もないしエサ場もない」
調査には2008年に同様の調査をした佛坂さんが協力しています。
【佛坂さん】
「カササギの巣があったら地図にチェックを入れていくんです。そのチェックのところをふと見たらですね、なんとカラスがいるんです。おかしいな、と思ったら乗っ取られているんです。そういったことがたびたびありました」
当時の調査結果を紹介した佛坂さん。
ササギの減少には環境の変化だけではなく、天敵のカラスの増加も大きく影響しているのではと話します。
続いては土屋さんの研究成果の報告です。
【土屋さん】
「結果なんですけど、左の濃ゆい色が佛坂さんが調べた時で右が私が2025年に調査した結果になります。まず佐賀は1/3、小城は1/2、神埼は1/8、筑後川は1/4に減少していました」
土屋さんが調査した地域すべてでカササギの巣の密度は下がっていて全体では17年前の2008年と比べ半分以下にまで減っていました。
その減少は段階的に進んでいくと土屋さんは考えています。
【土屋さん】
「まず密度が高い時から密度が低くなるまでの間というのは都市化に伴う生息地の変化、土地の使い方が変わってしまったことが原因で巣の密度がかなり下がってしまった。その後、第2段階ではやっぱり密度が下がるとカラスなどの干渉が入って集団での防衛ができなくなって最終的にそこにいるカササギがいなくなってしまっているのでは」
日本野鳥の会佐賀県支部が開いたこの報告会には会場に入りきらないほど人が訪れ、熱心にメモを取りながら報告に聞き入っていました。
中には、高校生の姿も。
【佐賀市の高校1年生】
「カササギについて減少傾向というのはネットでよく調べて知っていたんですけどそれの背景についても詳しく知れたので改めて来て良かったなと感じました」
野鳥の会の宮原明幸代表は土屋さんが残した研究成果を今後の保護活動に生かしていきたいと話します。
【日本野鳥の会佐賀県支部 宮原明幸代表】
「守る上にはやっぱり地域の人たち皆さんのご理解がないとなかなか守っていけないものですから今後についてはその辺の活動もやっていかなければいけないと思っています」
2年間の調査を終え研究も一区切りの土屋さん。
卒業後は就職で佐賀を離れる可能性が高いとのことですが今後も調査を続け後輩にもアドバイスしていきたいと言います。
【土屋さん】
「完全に解明できたわけではないんですけど減少している要因について考察することができたので非常に有意義な2年間だったかなと思います。最後に地域の方に自分の研究成果を聞いてもらえてそしてカササギをもっと大切にしようという気持ちを高められたのかなというのをすごく嬉しく感じています」
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