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嬉野市から全国へ!11年目のジュニアバドミントンクラブが築く青春の絆
嬉野市社会文化会館に響く、シャトルの音
新年を迎えた嬉野市社会文化会館では、元気な声と共にシャトルがコートを飛び交っています。ここで活動する嬉野ジュニアバドミントンクラブは、今年で11年目を迎える地域の強豪クラブです。
小学生から中学生まで合わせて30人の部員たちが所属し、県大会での優勝や全国大会に5年連続で出場するなど、輝かしい実績を積み重ねています。その強さの秘密は、どこにあるのでしょうか。
バドミントンへの想いを語る子どもたち
「お姉ちゃんが先にバドミントンをやっていて、それを保育園の頃から見ていたので僕も始めたいと思って始めました」
小学生の大塚空さんは、家族の影響でバドミントンの世界に足を踏み入れました。憧れのお姉さんの存在について聞かれると、「かっこいい」と一言で表現し、その純粋な憧れの気持ちが伝わってきます。
バドミントンの魅力について聞くと、「ペアと協力してプレイしたり、できなかった技ができるようになると楽しいです」と答える部員もいます。技が決まった時のガッツポーズを披露してくれる姿は、まさに青春そのものでした。
全国レベルでもプレッシャーなし?平常心の秘密
5年連続全国大会出場という実績には、相当なプレッシャーが伴いそうですが、平野豪琉さんは意外な答えを返します。
「九州大会や全国大会でも知っている人がたくさんいたのであまり緊張しませんでした」
バドミントンを通じて築いた人とのつながりが、緊張を和らげる要因になっているようです。これも強さの一つの要素かもしれません。
松尾かのんコーチが語る強さの秘密
クラブの指導にあたる松尾かのんさんに、強みについて聞いてみました。
「小学生から中学生までみんな仲が良くて、楽しく練習ができることと、決まった練習を続けていることです。」
同じ練習を繰り返すことの重要性について、「試合で勝てるように」と明確な目的を持って取り組んでいることが分かります。
全国レベルの練習メニューを体験
フットワーク:すべての基礎となる動き
「この練習はフットワークという練習になります。練習で最初に行う練習でバドミントンの基本となる前後左右のステップと動き出しの練習です」
松尾コーチの説明通り、どの選手も真剣な表情で基礎練習に取り組んでいます。シャトルを触る前に、まずは体づくりから始めるという徹底した姿勢が見えます。
7個練習:精度を高めるショット練習
「この練習は『7個』という練習になります。名前の通り7個のシャトルを使ってヘアピンショットとロビングの練習になります」
ヘアピンショットは「相手コートのネット際にシャトルを落とします」、ロビングは「相手コートの奥へ打ち上げる」と松尾さん。
実際に練習を見ると、前方に返されたシャトルが全て同じ場所に落ちている精度の高さに驚かされます。練習中の部員に難しくないか尋ねると、「いつも練習しているので簡単です。だけど試合の時はなかなかうまくいきません…」という答えが返ってきました。
シャトル置き:きつい体力トレーニング
「この練習はシャトル置きと呼ばれるフットワークトレーニングです。2個のシャトルを使って決められた場所に置いたり拾ったりを繰り返します」
この練習について松尾コーチは「足の筋肉や持久力を鍛えられます。さらに、コートの広さや感覚を体に覚え込ませる効果もあり、実戦に生きる動きを身につけることもできます」と説明します。
時間は1分間。リポーターが挑戦してみると、わずか20秒ほどで息が上がってしまい、現役選手たちの体力の高さを実感することになりました。
「試合の早い展開で動き出しが早くなる」という効果があるこの練習は、まさに実戦での第一歩目の速さを養うためのものです。
全国レベルを体感!ガチンコ勝負
松尾コーチからの特別な提案で、先月ダブルスで全国大会に出場した大塚君と平野君とのラリーが実現しました。
「リポーターさんにラリーをしてもらって全国レベルを体感していただきたいです!」
小学6年生の2人との対戦が始まると、シャトルのスピードの違いは歴然でした。「パーンてスピード、追いつけない」とリポーターが感嘆するほど、子どもたちの技術レベルの高さが証明されました。
対戦後、リポーターの動きについて聞かれた2人は「上手でした。」と嬉しそうに答えてくれました。
目標は九州大会ベスト8
最後に松尾コーチに今年の目標を伺いました。
「今年の中体連で九州大会に出場してベスト8に入ることです。皆で、楽しく練習を続けていきたいと思います」

