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2026.01.16

佐賀の成人式、時代とともに変化する思い出と後悔——かつては「振袖禁止」の時代も

サガテレビの番組「コエサガ」では、成人の日を迎えた2026年1月、視聴者に「あなたの成人式はどうだった?」というテーマでアンケートを実施しました。寄せられた声からは、時代とともに変化する成人式の姿と、世代を超えて共通する思いが浮かび上がってきました。そして明らかになった衝撃の事実——佐賀県では「振袖禁止」の成人式があったのです。

8割以上が参加も、参加しなかった理由は様々

アンケート結果によると、成人式・二十歳のつどいに「参加した」と回答した人は84%、「参加していない」は16%でした。参加しなかった理由を聞くと、想像を超える理由が次々と明らかになりました。

最も印象的だったのは70代男性の回答です。「成人式用の服を買うためのお金でジョージ・ハリスンの『オール・シングス・マスト・パス』を買ってしまった。帰るに帰れませんでした。母には、大学の用事があり帰れない」という嘘を告白。ザ・ビートルズ解散後のソロアルバムへの愛が、人生の節目よりも勝ってしまったという、音楽ファンならではのエピソードでした。

働く若者ならではの事情もありました。50代男性は「有給休暇を使いすぎて、気づいた時には『有給0』だったので帰省出来なかった」と振り返り、60代女性は「20歳は美容師見習いで多忙。お店の社長が終了後のディナーに成人式を迎える同僚たちも一緒に池袋まで連れて行ってくれました。良い思い出」と、成人式には出られなくても温かい思い出があることを語りました。

スマホがなかった時代の連絡手段とは

番組では「今と昔の違い」についても多くの声が寄せられました。特に印象的だったのは連絡手段の変化です。50代女性は「昔ははスマホがなく、友達と一緒に写真を撮れなかったのが残念ですね」と振り返り。

ファッションについても変化が見られ、30代女性は「その時代にあっているファッションであれば全然問題ない」と、現在の個性豊かな成人式ファッションを肯定的に捉えていました。

現在では当たり前となった前撮りについても、50代女性が「当日写真館でみんな写真撮影していたけど、今は前撮りが当たり前」とコメント。当時は成人式当日に写真館で順番待ちの長蛇の列ができるのが普通だったそうです。

40代女性からは「携帯も少数派。PHSが多かったけどどうやって連絡し、同窓会に集まったんだろう。固定電話と郵便かな」という疑問の声も上がりました。

後悔の数々:「昭和風セット」から「ガングロ」まで

参加した人たちからも、今だからこそ言える後悔の声が寄せられました。

30代女性は「実家の近くのヘアセットを予約したら、流行りではなく昭和風の髪セットになってしまった。自分で美容室予約すればよかった」と、親任せにしたことを後悔。50代女性は「写真を写真屋さんで撮りましたが、一番ぽっちゃりしている頃で、今見ると恥ずかしい」と体型について振り返りました。

時代を感じさせる後悔もありました。40代女性からは「ガングロじゃなく、美白が良かった...」という声や、「家族写真を撮っていませんでした。記念に撮っておけばよかったと思います」という声も寄せられ、家族との記念写真の大切さを改めて感じさせました。

衝撃の事実:佐賀では「振袖禁止」の時代があった

最も驚くべき事実が明らかになったのは、ある世代の佐賀県民が経験した「振袖禁止」の成人式でした。

70代女性は「その頃は華美になりすぎては良くないということがあり、二十歳の象徴とも言える晴れ着は駄目でした。だから、ワンピースとコートをあつらえてもらいました。着物もレンタルはなかったと思います」と振り返りました。

番組では1993年の佐賀県の成人式映像も紹介されました。旧中原町(現在のみやき町)で行われた成人式では、女性は全員スーツ姿。映像の中で新成人にインタビューすると、「振袖を着たいですよね?」「着たいですね。成人式だから」という声が聞かれました。

当時のニュース原稿によると、平服での参加や華美な服装の自粛を呼びかける市町村が、全体の3分の2にあたる33か所にのぼっていたということです。振袖のレンタルサービスが普及していなかった時代、経済格差を配慮した措置でもあったようです。

新成人への温かいエール

番組の最後には、人生の先輩たちから現在の20歳の皆さんへの温かいメッセージが紹介されました。

40代男性からは「情報が溢れている世の中、自分の中に信じる芯を持って情報の取捨選択をしていってください!」というSNS時代ならではの的確なアドバイス。

70代女性からは「自分を信じて、前向きに、命を大切にしてください」という人生の重みを感じさせる言葉が寄せられました。

スタジオでリポーターは「失敗も後悔も、数十年経てば笑い話や人生の糧になります。20歳の皆さんも、自分らしい大人になっていってくださいね」と温かくエールを送りました。

まとめ

成人式の形は時代とともに大きく変化しましたが、人生の節目を迎える気持ちや家族への感謝、友人との絆を大切にする心は変わりません。振袖禁止の時代から個性豊かな現在まで、それぞれの時代の成人式には、その時代なりの価値と意味がありました。今20歳を迎える皆さんも、きっと何十年後には、迎えた成人式を懐かしく振り返ることでしょう。先輩たちのアドバイスを胸に、自分らしい大人への第一歩を踏み出してほしいものです。
【2026年1月12日放送 かちかちLIVE コエサガ より】

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