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玄海町長 会見で現金受け取りを認める【佐賀県】

2020/01/23 (木) 17:39

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玄海町の脇山町長が23日緊急会見を開き、2018年、原発関連の工事を多く手がける建設会社から100万円ほどの現金を受け取り、去年12月になって返却していたことを明らかにしました。

脇山町長の会見:「町民皆様、原発立地県の県住民皆様、全国の原発立地市町村関係者の方々に大変多大なご迷惑かけたこと深く反省していますし、お詫び申し上げます」
脇山町長によりますと、2018年7月に初当選した直後に自宅に福井県の「塩浜(しおはま)工業」の男性2人が訪ねてきて、袱紗に入ったのし袋を「当選祝い」として差し出しました。町長は「いらない」と拒否したものの、男性らは「会社から怒られる」と言って玄関先に置いて立ち去ったということです。町長はそれを金庫に入れ、約3カ月後に中身を開けて100万円ほどの現金であることを確認したということです。しかし「忙しさと距離の遠さ」から返却できず、去年12月中旬になって知人に返却を依頼し、その後「塩浜工業に返却した」と電話で報告を受けたとしています。

塩浜工業は、関西電力の幹部に金品を贈っていた福井県高浜町の元助役が顧問を務めていたとされています。脇山町長は、「塩浜工業という会社も元助役のことも全く知らなかった」「便宜を図ってもいない」と説明しました。
脇山町長:「誰にもあんまり知ってほしくないですよね」「できるだけ早めに、内々にという感じでいました」「一時的な、私も預り金的な反応でしたので、戻すべきお金だと思っていたので、収支報告書には書いていない。ただ、議員の時もそんな経験ないし」「詳しいことを知らないことも、脇が甘かったと思っている」
また、塩浜工業に対して「私としては憤りを感じます」と話しました。

玄海町民80歳女性:「1年過ぎているのは長い。でもそんなことする人じゃない」
玄海町民50歳女性:「信じています。それしかない」
脇山町長は、自身の進退については「後援会と相談して決めたい」としています。

一方、山口知事は、次のように話しました。
山口知事:「町長さんが説明責任を果たしていただくことにつきる。私は一切もらっておりませんし、県民の信頼を何より大切に考えております。私の後援会も含めて再確認するように指示をしました。」
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