2020/03/31 (火) 11:42

コンビニエンスストアやスーパーなどでよく使うレジ袋の話題です。今年7月から全国で有料化されますが、県内のスーパーでは、すでに有料に切り替えている店も増えています。一方で、買い物客の反応は様々です。

店員「袋はいかがいたしますか？」客「お願いします」店員「かしこまりました…2167円です（袋を置く）」佐賀市にあるこちらのスーパー。4月からレジ袋を有料化し、1枚3円で販売します。現在、この店でいわゆる「マイバッグ」や「エコバッグ」を持参する客は、全体の半分程度。反応も様々です。【女性客】Ｑ（レジ袋が）有料になる「有料になってもいい。バッグはちょっとせからしいので…」【女性客】「なるべく持ってくるようにする。エコバッグ。（レジ袋が）前みたいに無料だったらいいけど…」【女性客】「（レジ袋が）安いから…1枚3円とか5円。それぐらいだったらいいかってなるのが本音」【男性客】「（レジ袋を）捨てるなら買い物袋を持ってくるかもしれないけど…ゴミ袋で使う。台所に置いておく」店にとっても初めてとなるレジ袋の有料化。客の混乱を避けるため、会計のときに配る広報チラシの用意や…【店内アナウンス】「ご来店中の皆様へお知らせいたします。当店では4月1日よりレジ袋の無料配布を中止し…」有料化を伝える店内での定期的なアナウンス。準備も慌ただしくなっています。さらに、スムーズに移行できるよう数量限定で無料のエコバッグを用意しました。【コープさが生協新栄店・副島圭樹店長】「約半分の方はまだエコバッグを持っていない。導入した4月1日に混乱するだろうなと思っている。少しずつでも理解を深めてもらいご協力・ご理解をお願いしたい」

一方、買い物が終わった後に、ほかの用途に利用する人も多いレジ袋。【主婦・江口みゆきさん（28）】「いつもここにストックしています」佐賀市に住むこちらの主婦も、週に2～3回の買い物でもらうレジ袋を全て保管。ゴミ箱はもちろん、こんな使い方もしています。「目を描くよ。くるくるくる…」2歳の息子に作ったのはレジ袋のおもちゃ。無料のものを生かして節約しようと考えたものですが、有料になれば、買うのは悩むと話します。【主婦・江口みゆきさん（28）】「これだけ生活の中で使っているので…困ります。エコバッグを必ず持っていくようにしていくと思う」

一方、早くから有料化に切り替えた店もあります。2013年から、食料品売り場でレジ袋を有料化したイオン佐賀大和店。当初は、客からのクレームが相次いだといいます。【イオン佐賀大和店・森雅信店長】「最初は「袋の金をとるのか」とだいぶ（客から）おしかりを受けたが、浸透してきている状況」この店では、3円と5円でレジ袋を販売。しかし、今では８割の客がマイバッグを持参しています。【女性客】「毎日持ってきている。自分で好きなように入れられるし安心。レジ袋は破れるときがあるから…」【女性客】「レジ袋が家でも溜まるし、結局捨てることになる。（マイバッグを）持っていった方がいいかと思って」【男性客】「3年以上前から（マイバッグ）これはパンのおまけで」消費者の要望に応え、マイバッグの形も進化を続けています。若い世代から人気なのが、コンパクトでおしゃれな柄のバッグ。さらにこんなものも。店に置かれている“買い物かご”と同じ形の「マイバスケット」です。【イオン佐賀大和店・森雅信店長】「商品を入れた買い物かごをそのまま持ち帰りできるタイプ。今すごく人気の商品」今年7月から全国で有料化が義務化されるレジ袋。プラスチックごみを減らし、資源を無駄使いしないライフスタイルが定着するか、消費者の対応が問われます。