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「断腸の思い…」唐津くんち「巡行中止」に 毎年50万人の人出【佐賀県】

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唐津神社の秋の例大祭、「唐津くんち」について今年は新型コロナウイルスの影響で、曳山の巡行がすべて中止となりました。かつてない決定に市民や関係者からは落胆の声も聞かれました。【地元の女子高生】「えーーーそうなんですか…ショック…」【タクシー運転手】「まあ、沿道のお客さんの数からしたらやっぱり今回は仕方ないなという気はしますけどね」

【6日夜の会見・山内啓慈総取締役】「今年、令和2年の唐津くんち、中止を決定いたしました。断腸の思いでございます。」1年で唐津のまちが最も熱くなる唐津神社の秋の例大祭「唐津くんち」。6日夜、祭りを取り仕切る唐津曳山(ひきやま)取締会などは、11月2日から4日に予定されていた曳山の巡行をすべて中止し、神社での神事のみを行うと決めました。【唐津神社・戸川忠俊宮司】「悔しいでもないし残念でもないしですね、寂しいとか、悲しいことだなと。終息した時にはまた盛大に唐津くんちを開催して、神様もそれから皆様も元気になっていただきたい」

例年、3日間で50万人前後が市内を訪れ、沿道は見物客であふれかえることから「不特定多数の参加者に適切な感染防止対策が実施できない」と判断したということです。1819年、文政2年に1番曳山「赤獅子」が誕生して以降、曳山が町を廻る現在の形になってからおよそ200年の歴史の中で巡行の中止は初。かつてない決定に市民はー。【市民は】「中止になった!?残念ねそりゃ」「うわぁ~ちょっと」「楽しみにしとったとこれ」「もう~あら…」「まあ、にぎやかなことがいいことだろうけど今の状況では…」【地元の高校生】「高校3年生で最後の笛で頑張りたかったんですけど、中止と聞いて残念です」【男性】「唐津だけ特別ということもないと思うので、やっぱり仕方がないというか、“コロナには勝てない”ということじゃないでしょうかね」県内でも再び猛威を振るい始めた新型コロナウイルス。太平洋戦争中も女性や子供が曳山を曳いて紡ぎ続けてきた歴史にも影響を与えました。

【はぎお店主・萩尾勝さん】「今年のくんちがどうなろうが、とにかく作ってくださいという方は結構いらっしゃいます」唐津市京町の「はぎお」1961年、昭和36年創業の老舗衣料品店です。現在は市内で唯一、くんちの曳き子が身に着ける「江戸腹(えどはら)パッチ」という腹掛け(はらがけ)を作っています。【はぎお店主・萩尾勝さん】「うちはもう正直、1年中作っています。去年のおくんちが終わったら12月から今年の分を作り始めた」今年は使う機会がなくなりましたが、そんな中でも腹掛けを注文する人もいるといいます。【はぎお店主・萩尾勝さん】「体型自体変わらんやったら30年くらい平気で(使えるから)それを今度は子供にやり孫にやり、ずーっと唐津の人はそういう風にしておじいちゃんたちから受け継いでいる」取材中にも問い合わせの電話がー。【はぎお店主・萩尾勝さん】「どうしてもこの衣装っていうのは、唐津くんちがある限りは必要になってくるけんが、これだけは絶やさないで、いまから先も作っていこうと思っています」

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