2020/09/30 (水) 17:52

九州新幹線長崎ルートをめぐり、県議会は30日最大会派の自民党などが提出した決議案を可決しました。

県に対し国との協議を積極的に進めるよう求める一方、環境アセスメントへの同意を直接的に求める表現は避けています。県議会は最終日の30日、自民党などが提出した県に国土交通省との協議を促す決議案を賛成多数で可決しました。
九州新幹線長崎ルートをめぐり、国交省はフル規格を含めて5つの整備方式に対応する環境アセスメントを提案し、県に対し30日までに回答するよう求めています。
この環境アセスメントについては自民党会派内でも意見が割れていて、決議では「環境アセスメントの実施をはじめ、さまざまな可能性を想定しながら国交省との協議を積極的に進める」ことを要請。一方で、同意を直接的に求める表現にはしませんでした。

山口知事：「とにかく拙速に列車に乗るということはしたくない。じっくりと県民とさまざまな話をして行く道を幅広い協議をしながら考えていきたい」
また、山口知事は環境アセスメントについては「最初から断っている」と改めて拒否する考えを示す一方、国交省からの呼びかけに応じ10月中旬に3回目の協議を行う見通しを明らかにしました。