2021/06/02 (水) 18:33

新型コロナウイルスのワクチン接種についてです。
接種の主体となる市や町は、7月末までに高齢者接種を完了しようと接種を急いでいる状況です。

県内20の市と町の現在の接種率がこちらです。データは1日時点のもので、65歳以上の高齢者全体に対しどれぐらい接種が終わったか、というのを示したものです。

鳥栖市は50.2％ですでに50％を超えています。ちなみに、同じ時点での国の平均がおよそ15％なので、ほかの市町もかなり早いペースで接種を進めていることが分かります。
ただ、人口が最も多い佐賀市は19.6％、唐津市では2.5％にとどまっています。

各自治体がそれぞれの計画で進めていると思うが、市町によって接種のペースに結構差があります。例えば鳥栖市や大町町では、現在、個別接種のみで接種を進めているのが特徴です。
その中で、「医療機関の一部では土日・昼休みも接種を行っている」「平日の午後を休診してワクチン接種に特化する医療機関もある」ということです。担当者のみなさんも医療機関の協力のおかげです、と口をそろえていました。

一方で、現時点では接種率の低い自治体もあります。
特に、人口の多い自治体の接種をもっと加速させる必要があると専門家も指摘しています。唐津市は1日75歳以上の接種が始まり、接種率は2.5％です。担当者によりますと、「混乱を防ぐためにワクチンの配布量が見えてから接種券を発送した」「集団接種の回数が多く会場や人の調整に時間を要した」ということです。
唐津市では31日65歳以上への接種券の発送が始まっていて、順次予約を受け付ける予定です。

佐賀市では1日、集団接種の予約が始まりました。
今週末から市村記念体育館や県医療センター好生館で接種が可能ですが、予約枠の8割にまだ空きがある、埋まっていない状態ということです。市は「個別の医療機関で8月以降に予約している人も集団接種に切り替えてほしい」としています。
予約を受け付けるコールセンターは0952－41－2160です。
午前10時以降が繋がりやすいということです。