佐賀のニュース
「田んぼダム」のせき板設置 少しでも上流部に水を溜め下流域での氾濫軽減を【佐賀県武雄市】
2022/06/10 (金) 18:15

県は治水対策の一環として、大雨が降った際に一時的に田んぼに水を溜める田んぼダムの取り組みを進めていますが、出水期を前に武雄市でせき板の設置が行われました。
田んぼダムは県が進めている治水対策の一環で、きょうは六角川の上流にある武雄市東川登町内田地区の田んぼでせき板が設置されました。
田んぼダムは、Vの字に切り取られた「せき板」を上流域の田んぼの排水口に設置します。
溜めながら流れ出る量を調整することで水が一気に川に流れ込まず、下流域での氾濫を軽減することが期待されています。
【東川登町内田地区 田中純夫区長】
「上流部の責任というか下流があれだけ浸水・冠水でつらい思いをしているので、少しでも上流部で緩和できればいい」
【県農山漁村課 山下智晴係長】
「佐賀県民でお互い助け合おうという共助の精神で取り組んでいただいて、非常に感謝している」
県によりますと、せき板は農家の協力を得て、県内9の市や町に約7千枚設置予定で、小学校の25メートルプール4千杯分にあたる、120万トンの水を溜めることができるということです。
|
|
- キーワードから探す
佐賀のニュース
特集ニュース