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「キュンとする漫画描きたい」市職員から漫画家に 1回しかない人生 家族の”夢”【佐賀県多久市】
2022/06/13 (月) 18:30

市の職員から漫画家に転身した多久市の女性です。
現在連載中なのが、「10年ぶりに恋、始めます」という恋愛小説の漫画版で、電子書籍として配信されています。
漫画家になって1年。家族と暮らす自宅での制作活動の様子を取材しました。
【漫画家白玉なこ・白浜加奈子さん】
「読めば1秒なんだけど描くのに1時間かかる。締め切り前3日くらいはパニック、パニックです。朝から晩まで仕事部屋にこもってずっと描いてという感じ」
デジタルペンでタブレットにイラストを描いているのは、多久市北多久町の白浜加奈子さん(34)。
2021年6月、「白玉なこ」というペンネームで漫画家デビューしました。
白浜さんは大学卒業後、多久市役所に就職。
10年務めた後、2020年3月に退職し、夢だった漫画家になりました。
【漫画家 白玉なこ・白浜加奈子さん】
「小学校3年生くらいから、ノートにコマを割って書き始めたと思います。『はぁ』とキュンってしたりとか、実際にそういう相手がいなくても気持ちが味わえるというのが、漫画とかドラマとか映画とか、エンタメの力だと思うので、自分もそういうものを作りたいって」
公務員から漫画家へ。きっかけは日常のふとした場面でした。
【漫画家白玉なこ・白浜加奈子さん】
「休日に楽しそうにサッカーに行く旦那さんを見て、『いつも楽しそうだな。そういえば子供の時、漫画家になりたかったな』というのをふと思い出して、久しぶりに描いてみようと思ったのが第一の始まりでしたね」
白浜さんのデビュー作は、恋愛小説「10年ぶりに恋、始めます」の漫画版です。
連載は月に1度ほどのペースで、これまでに電子書籍で10話配信されています。
【漫画家 白玉なこ・白浜加奈子さん】
「主人公の30歳のOLの女性が、10年ぶりに恋をするというお話。年下の上司が赴任してきて、そこから始まるオフィスラブのお話です」
【白砂さん】
「白砂賢人です」
【主人公】
「年下の上司か・・・!」
白浜さんのこだわりはキャラクターが照れた時の表情です。
【漫画家 白玉なこ・白浜加奈子さん】
「斜線ね、赤面のね。デレ線。このデレ線を入れるだけで、全然違う。目がほらキラキラキラってなるじゃないですか、恋している表情とかって。仕上げの時に潤ませたりとか。白い部分が散りばめられている感じ」
以前は、漫画家と言えば、東京や大阪など多くの出版社が本社を構える大都市で制作していました。
しかし、今は白浜さんのように、地方で活動する漫画家も増えています。
背景の作画や、一定の範囲を黒で塗りつぶす「ベタ塗り」は自宅から県外に住むアシスタントにデータで送り手伝ってもらいます。
また、今後の展開など、出版社の担当編集者との打ち合わせもリモートです。
【ゆめこみ編集部 宮本知佳編集長】
「課長のモヤモヤ、嫉妬など。ヒロインに対する想いを出していく回にした方が良い」
【波佐間崇晃リポーター】
「白浜さんにはリフレッシュするための憩いの場所があります。以前務めていたあちらの多久市役所のすぐ側にあるこちらの喫茶店です」
【砂時計 山口平さん】
「ありがとうございます」
市役所に勤めていたころからよく通っていたという、なじみの喫茶店。
今ではここで仕事をすることもあります。
【砂時計 山口平さん】
「市役所辞める時に『もったいない何で辞めるか』て言いよったですよ。意外やった。漫画家てなんてね」
【漫画家 白玉なこ・白浜加奈子さん】
「この雰囲気でリラックスして。リラックスしたら脳の回路が開くみたいな感覚になる。おいしいコーヒーを飲んで、ぱぁーっとなった時に『何か良いかも』みたいに閃いたりするから、場所を変えるとかリラックスするというのは大事」
夕方、夫の渚さんと娘の妃那子さんが帰宅しました。
【娘妃那子さん】
Q・加奈子さんの作品を見てどう思った?
「絵が上手と思った。自分も漫画に出たい」
【夫 渚さん】
Q・加奈子さんに作品の感想を言う?
「全然言わないです。恥ずかしがるので」
【漫画家白玉なこ・白浜加奈子さん】
「読んでも言わないでほしい」
【夫 渚さん】
「漫画家デビューはとても家族としてうれしかった。家族の夢というか。1回しかない人生なんで」
多久市の自宅で描く恋愛漫画。
家族の存在も大きな力になっています。
【漫画家 白玉なこ・白浜加奈子さん】
「漫画を描きたいと言った時も主人がすごく応援してくれて、公務員をしながら趣味で漫画を描いていた時も『オレ、加奈子だったら漫画家になれる気がする』とか言ってくれていたんですね。それがなんか嬉しくて…。娘もいつもがんばれって応援してくれているので、本当に家族には感謝しかないなと思います。家族のためにもいっぱい面白い漫画を描いて、読者に貢献できたら良いなとすごく思っています」
今は電子版のみの連載ですが、将来は、書籍版の出版に加え、ドラマ化や映画化そしてアニメ化など普段漫画を読まない人にも作品を見てもらえる漫画家になりたいと夢を描いています。
白浜さんが現在連載しているのは、小説を漫画化した作品です。
将来は、白浜さんオリジナルのストーリーの漫画の連載をしたいと話していました。
現在連載中なのが、「10年ぶりに恋、始めます」という恋愛小説の漫画版で、電子書籍として配信されています。
漫画家になって1年。家族と暮らす自宅での制作活動の様子を取材しました。
【漫画家白玉なこ・白浜加奈子さん】
「読めば1秒なんだけど描くのに1時間かかる。締め切り前3日くらいはパニック、パニックです。朝から晩まで仕事部屋にこもってずっと描いてという感じ」
デジタルペンでタブレットにイラストを描いているのは、多久市北多久町の白浜加奈子さん(34)。
2021年6月、「白玉なこ」というペンネームで漫画家デビューしました。
白浜さんは大学卒業後、多久市役所に就職。
10年務めた後、2020年3月に退職し、夢だった漫画家になりました。
【漫画家 白玉なこ・白浜加奈子さん】
「小学校3年生くらいから、ノートにコマを割って書き始めたと思います。『はぁ』とキュンってしたりとか、実際にそういう相手がいなくても気持ちが味わえるというのが、漫画とかドラマとか映画とか、エンタメの力だと思うので、自分もそういうものを作りたいって」
公務員から漫画家へ。きっかけは日常のふとした場面でした。
【漫画家白玉なこ・白浜加奈子さん】
「休日に楽しそうにサッカーに行く旦那さんを見て、『いつも楽しそうだな。そういえば子供の時、漫画家になりたかったな』というのをふと思い出して、久しぶりに描いてみようと思ったのが第一の始まりでしたね」
白浜さんのデビュー作は、恋愛小説「10年ぶりに恋、始めます」の漫画版です。
連載は月に1度ほどのペースで、これまでに電子書籍で10話配信されています。
【漫画家 白玉なこ・白浜加奈子さん】
「主人公の30歳のOLの女性が、10年ぶりに恋をするというお話。年下の上司が赴任してきて、そこから始まるオフィスラブのお話です」
【白砂さん】
「白砂賢人です」
【主人公】
「年下の上司か・・・!」
白浜さんのこだわりはキャラクターが照れた時の表情です。
【漫画家 白玉なこ・白浜加奈子さん】
「斜線ね、赤面のね。デレ線。このデレ線を入れるだけで、全然違う。目がほらキラキラキラってなるじゃないですか、恋している表情とかって。仕上げの時に潤ませたりとか。白い部分が散りばめられている感じ」
以前は、漫画家と言えば、東京や大阪など多くの出版社が本社を構える大都市で制作していました。
しかし、今は白浜さんのように、地方で活動する漫画家も増えています。
背景の作画や、一定の範囲を黒で塗りつぶす「ベタ塗り」は自宅から県外に住むアシスタントにデータで送り手伝ってもらいます。
また、今後の展開など、出版社の担当編集者との打ち合わせもリモートです。
【ゆめこみ編集部 宮本知佳編集長】
「課長のモヤモヤ、嫉妬など。ヒロインに対する想いを出していく回にした方が良い」
【波佐間崇晃リポーター】
「白浜さんにはリフレッシュするための憩いの場所があります。以前務めていたあちらの多久市役所のすぐ側にあるこちらの喫茶店です」
【砂時計 山口平さん】
「ありがとうございます」
市役所に勤めていたころからよく通っていたという、なじみの喫茶店。
今ではここで仕事をすることもあります。
【砂時計 山口平さん】
「市役所辞める時に『もったいない何で辞めるか』て言いよったですよ。意外やった。漫画家てなんてね」
【漫画家 白玉なこ・白浜加奈子さん】
「この雰囲気でリラックスして。リラックスしたら脳の回路が開くみたいな感覚になる。おいしいコーヒーを飲んで、ぱぁーっとなった時に『何か良いかも』みたいに閃いたりするから、場所を変えるとかリラックスするというのは大事」
夕方、夫の渚さんと娘の妃那子さんが帰宅しました。
【娘妃那子さん】
Q・加奈子さんの作品を見てどう思った?
「絵が上手と思った。自分も漫画に出たい」
【夫 渚さん】
Q・加奈子さんに作品の感想を言う?
「全然言わないです。恥ずかしがるので」
【漫画家白玉なこ・白浜加奈子さん】
「読んでも言わないでほしい」
【夫 渚さん】
「漫画家デビューはとても家族としてうれしかった。家族の夢というか。1回しかない人生なんで」
多久市の自宅で描く恋愛漫画。
家族の存在も大きな力になっています。
【漫画家 白玉なこ・白浜加奈子さん】
「漫画を描きたいと言った時も主人がすごく応援してくれて、公務員をしながら趣味で漫画を描いていた時も『オレ、加奈子だったら漫画家になれる気がする』とか言ってくれていたんですね。それがなんか嬉しくて…。娘もいつもがんばれって応援してくれているので、本当に家族には感謝しかないなと思います。家族のためにもいっぱい面白い漫画を描いて、読者に貢献できたら良いなとすごく思っています」
今は電子版のみの連載ですが、将来は、書籍版の出版に加え、ドラマ化や映画化そしてアニメ化など普段漫画を読まない人にも作品を見てもらえる漫画家になりたいと夢を描いています。
白浜さんが現在連載しているのは、小説を漫画化した作品です。
将来は、白浜さんオリジナルのストーリーの漫画の連載をしたいと話していました。
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