2022/11/15 (火) 18:50

2022年度上半期の県内の企業倒産件数は、10件で過去2番目に少なくなったことが、信用調査会社のまとめでわかりました。

帝国データバンク佐賀支店によりますと、2022年4月から9月の上半期に1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は10件で、過去最少だった前年度上半期の8件に次いで過去2番目に少なくなりました。
行政や金融機関のいわゆるコロナ融資により、倒産抑制の状況が続いているということです。
一方、融資の返済が始まるなか、いまだ業績が回復せず返済スケジュールの変更を申し出る企業も多いということです。

最近倒産した企業を見ると、新型コロナ以前から業績が低迷していた企業が多く、帝国データバンクは「コロナ融資によって“延命”されていたものが“息切れ”していると言える。倒産は今後、増加が懸念される」としています。