2023/05/08 (月) 18:40

今年2月、唐津市で面識のない女性を金づちで殴ったり包丁で切りつけたりしたなどとして傷害などの罪に問われていた69歳の男に対し、佐賀地方裁判所は懲役3年6カ月の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、唐津市の無職 福島勝規被告(69)です。
起訴状などによりますと福島被告は今年2月、唐津市の住宅の勝手口のガラスを割り侵入しようとし、それに気付いた住人の女性の頭を金づちで殴ったり包丁で切りつけたりして約2週間のけがをさせたなどとして傷害や銃刀法違反などの罪に問われていたほか、ドラッグストアで解熱鎮痛薬を盗んだとして、窃盗の罪にも問われていました。

8日の判決公判で、瀧田佳代裁判官は、「金づちで何度も頭を殴るなど犯行態様は執拗で相当に危険である。窃盗目的で侵入しようとした挙句、見つかったため暴行におよんだもので刑事責任は相応に重い」とした上で「罪を認め反省の態度を示している」として検察側の懲役5年に対し、懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡しました。