2023/06/02 (金) 18:13

お話を伺うのはウェザーニューズの気象予報士、甲斐隆宏さんです。
今回のテーマは？

【甲斐気象予報士】
今回は「梅雨入りと台風情報」です。
今週月曜日、福岡管区気象台は九州北部地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。
平年より6日早く、去年より11日早い梅雨入りとなりました。
そして今回は九州北部が南部より早く梅雨入りしたんです。
29日9時の実況天気図を見てみると、通常、梅雨前線は南から北上してくるため、北部より南部で早く梅雨入りとなりますが、大陸から朝鮮半島にかけて前線がのびています。
前線に近い九州北部で雨が降りやすく南部では晴れ間が出ていたため、北部の方が早い梅雨入りとなりました。
1951年の統計開始以降、南部より北部が先になるのは5回目で、珍しい梅雨入りということになりました。

【キャスター】
梅雨入りしてから雨の日が多くなっていましたが、2日は大雨の恐れはなくなりましたが、台風も近づいてきています。今後、佐賀県への影響はどうでしょうか？

【甲斐気象予報士】
台風の影響は小さくなるとみています。台風の情報を見ていきますと大型の台風2号は奄美地方の東にあり、だんだんと速度を上げながら東寄りに進み、3日午後には関東の南の海上で温帯低気圧に変わるとみています。
この後、東に遠ざかっていくため佐賀県は強風域にかからずに影響もなく去っていくとみています。

週末は3日、晴れの天気となりそうですが黄砂がうっすらと上空に飛んでくる予想となっています。地上まで影響はないかもしれませんが洗濯物の外干しに注意したほうが良いかと思います。
4日、日曜日は雲が増えますが、日差しも届くでしょう。洗濯日和となりそうです。

来週月曜日は雲が多くなり火曜日以降は曇りや雨の日が多くなりそうです。
九州の南の海上に前線が停滞しやすくなりそうです。水曜日は最新の天気情報を確認してください。
最高気温も蒸し暑い日が多くなりそうです。火曜日は22度とガクッと下がるため
気温の変化にもご注意ください。